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日本発、お米のプラスチック
昨夜、焼きビーフンを食べていた夫が
「これって何でできてるの?」
と質問しました。
「お米だよ」
と答えました。
「日本人はコメが主食だけど、こういう麺とかライスぺーパーとか加工はせずに、米粒のままか、餅か、の2択くらいしかないよね」
「それは日本のコメがおいしいからじゃない?」
そんな会話をしていた次の日。マックスバリューで歯ブラシを買おうとしたらこんな商品を見つけました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134960446/picture_pc_6b900825c2e13229b839497402897038.jpg?width=1200)
「お米35%配合歯ブラシ キラグリン」
お値引きされていたので2本購入。
後ろを見ると「RiceResin」というマークがついています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134960592/picture_pc_e661e10c48a825174f4922b0335d743c.jpg?width=1200)
「ライスレジン®」は、株式会社バイオマスレジン南魚沼様が製造・販売するお米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチックです。
食用に適さない古いお米や米菓メーカーで発生する破砕米、飼料として処理されずに破棄されてしまうお米などを使ってバイオマスプラスチックを作っています。
なるほど、バイオマスプラスチックの原料に米を使っているんですね。
このライスレジンは日本発。日本は、お米を麺ではなく「プラスチック」に変えてしまったというわけです。
バイオマスプラスチックのメリットといえば、「カーボンニュートラル」。植物が成長段階でCO2を吸収するので、焼却処分の際に発生するCO2と相殺できるという仕組みです。
とはいえ、石油系プラスチックを混ぜ合わせて作ったものなので、生分解性プラスチックではない、というデメリットはあるそうです。
(なんとなくバイオマス=自然に分解されそうなイメージはありますが、誤解みたいです。)
ライスレジンは、最大70%もお米を含有することができるそうです。
この歯ブラシは35%がお米。歯ブラシなんて、そんなに強度は必要なさそうなので、もっとお米を含有してもらってもいいのに…とも思いますが、衛生面の問題でしょうか。
(あと、本当にプラスチックを削減したいのであれば、この歯ブラシのパッケージを紙にするとかできないんですかね?
窓つき封筒の細長い形にしてヘッド部分が見えるようにするとか…)
でもこういう商品はもっと増えてほしいと思いますし、お値引き商品になっていなくても売れるようになればもっといいなと思います。
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