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杜の都の電車の日

 今日で夏本番の陽気になった…というかもう早速な感じも否めませんが、6月は終了し現在記しているのは7月の1日です。
 7月の1日。
 7月1日は、7/01と記す事も出来るので実質鉄道ファンにとっては『701系の日』に当たるわけです。(なんとも無理矢理な)
 これまでXなどでは701系の日に便乗した投稿などをしていましたが、こうしてnoteに記事として記すのははじめての試みだと思います。
 実際にこうしたネタ系の投稿ってウケるとも限りませんからね…
 さて、ここでは701系電車の誕生を振り返ってみると共に、自分の701系電車の思い出なんかも付随で記そうと思います。

 701系電車は現在でもJR東日本の東北地区で活躍している電車です。
 東北地区…の第三セクター路線である『IGRいわて銀河鉄道』・『青い森鉄道』でも同型の車両が使用されておりまして、東北のJR形電車の基礎として現在にも受け継がれている車両です。
 ここで記していくのは、東北…の仙台で活躍する車両について。
 というのも自分は701系電車といえば仙台地区の701系しか乗車・撮影経験がなく東北は福島・宮城しか行った事がないのです。
 なので今回は『杜の都』の主役として活躍する緑の701系に関して記しましょうか。
 701系の登場は平成の出来事になります。
 平成5年に誕生し、車体には軽量ステンレスを採用して登場した20m級の電車。
 それまで東北地区にて活躍していた客車列車や旧型の国鉄時代から継承されてきた電車の置き換えを目的にして登場しました。
 車両の車内設備に関しては、それまでの国鉄型車両と同様に『ボックスシート』・『クロスシート』を採用する事なく、ワンマン運転などの運用も考慮して車内はロングシートが一直線に並ぶ車内レイアウトとなりました。(この点は現在の長距離移動客にも敬遠されていますが…)
 車両の制御装置にはVVVFインバータ装置を採用し、平成に於ける『新時代の電車』を先駆けた車両として登場しました。
 現在でも東京近郊の電車たちは置き換えや世代交代が進行する中ですが、この701系は仙台地区で変わらぬ活躍を継続しています。
 車両の編成としては2両編成と4両編成があり、適宜輸送需要によって組成などが編成されているのが現状です。

 では、そんな701系と自分の思い出…
 701系に乗車したのは。701系という電車をはじめて見たのは今から2年前の冬の話です。
 この時、宮城県の利府で保存車の解体騒ぎがあり、東京から青春18きっぷで東北本線を北上する際に乗車したのがはじまりでした。
 写真を見ても分かるようにこの時は冬だったので、まだまだ厳寒の雪が残る時期です。
 東北本線の栃木県を過ぎ、福島県、宮城県と分け入って入って行く度に見える白銀の世界には感動した思い出があります。
 そうした、東北の冬を見せてくれたのがこの701系でした。
 東北の案内人として、冬の情景を見せてくれたこの電車。
 聞き慣れない東北訛りの飛び交う車内を、ロングシートの座席に包まって移動したあの旅路は今でも忘れられません。
 最終的には仙台まで乗車し、自分の東北本線最遠の旅はここで終了しています。
 果たして先に向かう日は来るのでしょうか…
 利府に立ち寄った翌日、自分は再び東北本線に乗車し小牛田方面に向かいました。
 小牛田だったかな。
 確か、正式に乗車した東北本線の最遠はこの駅です。
 その場所まで案内してくれた電車も、この701系でした。
 あの時は差し込む朝日の陽射しに癒されたなぁ…
 純白の車窓と共に今でも浮かべてしまいます。
 と、東北の少し季節外れな思い出の話と電車の記憶でした。
 また日付ネタは投稿するかもしれません。

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