2023年5月2日 ソフトバンクvsオリックス 観戦感想
はじめてのビジター
今回は初のビジター観戦をした話…になるので、観戦記に関しては相手の流れに乗ってしまう感覚になると思う。まぁ、相手が相手なのだが。
今回は九州GW半周?の旅路で偶々、オリックスが初のPayPay戦をするとの話だったので早めに九州に上陸して観戦する事にした。
実際に観戦してみると「野球」を見ている感覚というより、異なる感覚の方が自分には刺さる結果になっていた。それではどうぞ。
民族大移動
PayPayドームへの観戦は、今回地下鉄を利用して向かう事にした。後述(後に執筆)していく西鉄遠征での写真を先行的にココで掲載しておこう。
今回のPayPayドームへの観戦へは、西鉄柳川から西鉄特急を利用して天神から地下鉄に乗車…そして唐人町で下車してという方向での予定だったが、この時点でというか薬院駅付近で寝ていた西鉄特急の座席から目を覚ますと、乗客の大半は野球観戦に備えた格好になっていた。
福岡市内ではスポーツ観戦といえばホークス、スポーツビジネスといえばホークスの力強さを高らかに感じる。
そして、天神では西鉄電車を降り、乗客が地下鉄・バスとそれぞれの選択肢を選んで離れていった。
また、自分の中で「ビジター観戦に向けて」の不安は殆ど払拭された。もうこの人たちについて行けば完璧だったからである。周囲は殆どが「柳田」「今宮」などのホークスユニの中、自分だけが「森友哉」のタオルなどを隠し持って移動している状況は実に気まずかった。
PayPayドーム
民族大移動・はては県民大行事の後列についていく事無事にPayPayドームに到着した。
自分にとっては初のビジター球場観戦になり、何かヒシヒシと特別な気持ちが伝わってくる。周辺に到着すると「宮城」「山本」などのオリックスユニやグッズの観客も見受けられ、自分の気まずさは少しずつ中和されていった。
そして、PayPayドームといえば周辺のアトラクションや施設だ。この周辺の施設で入場開始の何分か前…まで遊んでいれば、充分に時間は潰れただろうし、PayPay自慢の球場メシにもスグにあり付けた気がする。そして訪問当日のこの時期(確かそう)には、王貞治ミュージアムの特別展で「栗原陵矢特別展」が開催されており、西鉄遠征をしていなければ…と悔やむ自分が居たのは別だ。
栗原はホークスで副キャプテンという大事な座に指名され、チームの支柱を担っている。事実、打点ではチームを牽引する存在となっている…ようで、早速期待が高い。福井出身の選手として「吉田正尚」を推す裏で自分は「栗原陵矢」を推しているのだが、彼の深淵に迫る展示は是非とも見てみたかった。マサタカがボストンに行った今、北陸戦士として日本球界を率いる存在になってほしい。
思いがけなき刺客
今回のソフトバンクの試合は「ちいかわホークス」として「ちいかわ」のコラボレーションゲームで試合が組まれていた。
「これってもしかして…」
と嫌な予感がよぎる。あまり考えたくはないが、本拠地試合でアニメタイアップの試合を組むと本拠地側は負ける傾向(自分の偏見)にあるイメージがあり、勝敗を早くも悩んでしまう。
しかし、今回はそのイベントの開催を知ってなのか若い男女層や野球にも縁がなさそうな客が何人も来ている。え、そんな事は…
そしてそんな人たちに声を掛けておくとするならば、プロ野球というのは純粋にコラボレーションに貢ぐ、推し活の一環としての訪問ではなく応援団席に入って応援歌を歌い、声出し解禁がされた今だからこそとして言うならば全力で選手にエールを送る場。そうであるべきだし、何人かからもそう染まる人間が出てきてほしい。勝手すぎる願いだ。
そして、ドーム周辺にはちいかわのポップアップが。出張ストアしか見れずグッズは僅かしか観測しなかったが、実際はもっと多彩な種類を販売し、ちいかわ目当てでPayPayに誘われたファンはキッチリ購入したらしいそうな。
事実。この販売で手に入れたと思しきグッズを翌日も地下鉄車内で何人も観測した。波及効果は恐ろしいものだった。
夕方の販売では購入が難しいと判断。そして自分のメインはビジター席での全力絶叫応援だったので、この際はポップアップストアをスルー。そして、試合終了後に購入したがウサギのバッジとシーサーのアクスタを引いた。勿論、片方は世話な知人様にプレゼント。
話を一旦端折っておこう。
ちいかわ…関係という事で、応援団ビジター席に付いて暫くの事だ。グラウンドに「ちいかわ・ウサギ・ハチワレ」が出現。しかもHoneysのメンバーにホークスのスタジアムDJとも共演し、上手い事染まっている。記念撮影の準備をしているのだろうか。
画面の調整中?かのシーン。このままの状態がしばらく続き、そしてソフトバンクのマスコットである「ふうさん・こふうさん」が登場。そしてその背景を悠々と何食わない顔でウォームするこの日の先発、宮城投手。イベントとはいえ、この落差には爆笑を抱えられなかった。どうやったらこんな混沌とした風景が形成されてしまうのか。
引き続き、「ちいかわホークス」の話。
このままちいかわホークスの内容が発表され、バックスクリーンに注目!!というスタジアムDJの掛け声でアニメが放送された。
しかもブロッコリーの話…だからかなり初期なのは間違いなく。そしてウサギの
「イヤアッハぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
という奇声も大音量でPayPayドームに響き渡った。
ハチワレ「声でか…」
いや、そんなもんじゃないんですって。
そして、ハリーホークとちいかわたちが登場。なんなんですかねこの絵面。初ビジターでコレって割りかし衝撃じゃないですかい?
スタジアムDJの
「癒されるぅぅぅぅ!!」
の掛け声。
ん〜どうかな。可愛いには可愛いけどね。
そしてちいかわたちの挨拶。。やはりちいかわ・ウサギは喋れないのでハチワレが大半を喋る結末になってしまう。
「ホークスがピンチの時には」
「なんとかなれ〜」
「や〜!」
「ハぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
…あんたらこっから先の結果見てそう言えるんか3匹。そして対戦相手の去年の実力見てそれ言えるんか。
個人的には
「それはどうかなぁ?」
とゲスったい顔をしていたので、何がなんでも負けたくなかったのだと思う。
そして、中々にグラウンドがファンシーな事になっているのにお分かりだろうか。
ちいかわホークス、についてはそこまでの写真撮影時間やデータが残っておらず、申し訳ない。YouTubeやTwitterなど、各種SNSないしインターネットを捜索してこの日の現地を感じてくだされば幸いな所だ。
供給性
刺客・ちいかわの話はここまで。此処から先はホークスグッズに関しての話になる。
「撮影いいですか?」
「はいどうぞ。」
思わずそう尋ねてしまいたくなるくらいのバリエーションに驚くのが、PayPay周辺のグッズテントだ。公式のチームストアは階下にあるそうだが、それでもこの完備性は素晴らしいと思ってしまう。
地下鉄・バスでそのまま移動して直接現地観戦する動線の中にここまでの供給ルートがあるのに自分は驚きを感じてしまった。
チームユニなども勿論完備している。
サイズも完璧ではなかったろうか。応援グッズも揃っており、手ぶらでの観光ついでにホークス沼へ…というのも充分に備えられているのが実に恐ろしいというか、ホークスは観光産業の一環にまで成り上がっているのに感動を覚えてしまった。
選手グッズを買って帰るか…と思ったが、あまりそういう気分にも上がらず最終的にはこのストアは写真撮影だけして引き上げてしまった。
今回はチームストアには寄れていないので、かなりの後悔。次回は寄ってみたい…と思う。
今回はホークスグッズに今宮健太選手の350犠打グッズを購入して帰った。メモスタンドだったような気がする。
今宮選手の記録はNPBでもたった4人しかこの記録を保持しておらず、しかも今宮健太選手の達成はあの宮本慎也選手以来だという。相当長い時期、プロに居ないと出来ない事なのだと感じた。
記録…この時期しか買えない…という理由だけで買っていたモノがそこまで大きかった事に自分は気付いて居なかったが、今になると知人にプレゼントできてよかったと思う。
始球式
始球式はプロ野球試合でも個人的に注目してしまうイベントの1つ。どんなイベントだったか、当時はどんな事が流行っていたか…等様々なコンテンツに思いを寄せる大事なツールだと思っているのだが、今回はまさかの「大藪組」から始球式が登場。
いや。そこはちいかわじゃないんですか。ちいかわの声優の誰かが始球式を担当してくれるのかとばかり思っていた自分だけに、この発想は予想外だった。
ピッチングは真っ直ぐに決まっていたようで、真っ直ぐ完璧に刺さっていたようだ。歓声も聞こえ、良かった仕上がりが伺える。
そしてオマケな話になるが、試合の開始前にはスタメン選手に向けたキッズのエール発信コーナーが存在していた。PayPayの入場前から思っていた事だったが、入場前からビジター通用口付近であるにも関わらず若鷹軍団を爆音で流したり、地域の子どもに鷹布教をしたり…と本当に地域ぐるみでの応援が盛んなのだと改めて感じた。今のところ、オリックスのSKYを聴いたのはビジターショップのテントだけであった。実家感があってすごく安心したが、結局何も買わなかった。
ビジター席、遂に解禁!
遂にこの時がやってきた。お待ちかね…というか、野球に憧れて、NPBの試合を何回もメディアで触れ続けてイメトレし続けた応援歌の時間だ。
しかし実は既にビジター席に入った時間にはスタメン発表が行われており、杉本選手の応援が行われていた。もう少し早く柳川を出れば良かった…し、大善寺から切り上げれば良かったか。
写真は試合開始から間もない頃。中川圭太が打席に入る頃。応援団の皆さんが指揮を執り、コールのリードを行ってくれる。
しかし、トランペットが鳴っても自分は選手個々の応援歌に対応しているレベルの技量は未だに持ち合わせていない為、全くと言っていいほど応援歌の歌唱には参加していなかった。その時間は応援歌の歌唱には参加せず、低スペックながらも選手の記録をカメラで行い、試合の記録をひたすら残していた。
ビジター席は本当にPayPayは狭いと思う。応援団席の一角…の先にちょこっとあるだけになっており、半ば強制的に応援団と相席する感じになるのがどうも肩身が狭いというか。ゆっくり、球場メシなど雰囲気に浸りたい人には少々居心地が悪いかもしれないと思った。応援団に連れ立って殆どの観客が座席を立つと座る方が孤立した状況になってしまう。その中で食事をしていた客もおり、狭さについては考え物でしかなかった。
しかし、遂に解禁された声を張り上げての応援。プロ野球の試合で夢に見ていたこの光景を遂に…!という感動が自分を完全に支配していた。
自分にとっては応援団席に座って自軍の攻撃時に立って声援を贈る・応援歌の歌唱というのは楽しい時間だと思っており、この体験は今回の九州旅行で非常に楽しい経験になった。
また本拠地戦でも応援団の区画に近い席に座ってみようかと思う。
個人的な気分をこうして今書き残してみるが、声優のライブに参加した時よりもコスト・パフォーマンスの安さや気分の解消などが晴れ晴れするのに今何か気づくものがあった。
声優のライブに参加して東名阪に参加した時にはNゲージのフルセットが2つくらい購入できそうな金額でようやく参加して…いたが、プロ野球の応援団席なら2,000円程度に手数料というので非常に安い感覚、そして多くの感動と多年代の人と分かち合える幅がある事に何か目覚めてしまうものがあった。
昨今の推し…?ではないが、こうして見つけた新たな楽しみは大事に尊重して連れ立っていきたいと思う。
少し話は逸れてしまった。申し訳なき。
外野席の距離感の話
そういや外野席に座って野球を見るのははじめてだった。父親の招待券で社会人野球を観戦した時には敢えてビジター席の方にも回り込んだ経験…があったが、それを除外すると初の経験になるかもしれない。
選手全員が止まるように撮影してみたが、杉本・紅林・宮城・宗選手がよく映えている。
ビジターユニのスタイリッシュさもこうして眺めると非常に良い。ORIXの表記が入ったあのフレッシュな感じが意外と溶け込まないものだ。
とにかく感想としてでしかないが、杉本をはじめ外野系の選手が本当によく目に飛び込んでくる。杉本に関しては何回かカメラをゆっくりとピント合わせで撮影してみたら背番号の「99」やユニのローマ字まで綺麗に観測出来たくらいだった。
外野がよく映る…の話でまとめてしまうと、中川圭太・茶野も綺麗に収まってしまう。中川圭太に於いては、ORIXのロゴが時々見える事があった。気にしすぎと言うか、ビジユニが新鮮すぎて目を凝らしすぎなのか。
逆にこちら、ホークス選手も。
こちらは先のWBC2023で選出され、東京予選ではホームランも放っていた不動の2番打者、近藤健介。
この世界一の選手も近くで見る事ができ、試合中に発生していた近藤選手のファインプレーも間近で見る事が出来た。普段は内野手のコンパクトにピンボールのような動きしか見かけない自分にとっては新鮮な挙動で、見入ってしまうモノがあったが先発投手・宮城のウォームアップと外野手・近藤の守備に世界選出の選手を2人も近くで拝見。そしてその事実を母に連絡すると、
「あんた良かったね」
との返信が到着したが、親も若干分かっていなげな様子だった。(まぁそうか)
投手とかの話
ホークス側の投手は、大関が登板。コチラも全く譲ることはなく、試合はずっと0を刻み続けた戦いとなった。
しかし、この記録でも塁上に選手が立っている…ように、オリックスはこの頃から打撃確変現象のようなモノが始まり始めていた。チャンスは作っているが、上手く回っていけない。という空転歯車のような状況にはなっていたが、大関をどうにか崩そうと必死に足掻いている姿は見ていて圧巻のものがあった。
ちなみに、ここで大関投手に触れたのは大関投手の登板に際してバックの広告が「関家具」から「大関家具」に変化するという今日限定のギミックが発生していたからだ。後に知ったが、そのような事をしていたとは。
そして、捕手に出場したのは嶺井だった。横浜DeNAからの移籍で、この日が初の先発試合だったようだ。
先発メンバーに入った事をDeNAファンの友人に連絡として速攻入れると、
「鈍足なのでお気をつけて…」
や
「甲斐拓也大丈夫なんでしょうか?」
との不安も。しかし海野もいたこの状況、ホークスの捕手運用が不安になる1幕だ。
しかし嶺井はこの日1安打も出る事はなく、力走を見せるも宗佑磨の3BHからの送球によって守備でアウトに。そして…
リクエスト判定に。嶺井の活躍を、との事で友人にもこの事を伝えたが、友人は帰って宗の送球を評価。結果、やはり嶺井の走塁は遅かった事になるのか…
しかし監督を責めるわけではないが、あの状況でのリクエスト判断使用もどうなのか。本人は悔しそうに映像を見たら項垂れていたので、次回の復帰に期待…だが個人的には何か選手と指揮官の感覚に乖離を感じてしまう。
そして代打に増田が入りましたとさ。嶺井の活躍はここで終了。しかし嶺井自体の活躍はこの後も続いているようなので、自分は活躍が見られると友人に逐一連絡をするようになった。
そしてこの代打として出場した増田の後に、甲斐拓也が登場。友人と一緒に
・嶺井は東浜の専属か?
との予想や
・甲斐故障説?
など様々考えていたが、この後しれっと甲斐拓也は出場。なんだったのか杞憂に終わり、謎采配のまま後半に入っていった。
期待の無敵・覚醒の無敵
個人的に伸び代があった…様々な思いで見届けていた選手がいた。
中川圭太だ。
この日、中川圭太は5回に1本の安打を放ったのみ…だったが、左翼席にスライスファールを大きく放っていた。
「この調子で行けば…!」
と自分は何か思ってしまうモノがあり、そしてそのスライスファールはポール側を通過していた。このポール側通過すら…と悔やむモノがあったが、翌日に中川圭太は本塁打を放って勝利に貢献している。
今宮・柳田にも本塁打を献上してしまったがそんな事はお構いなしに打線を繋いで逃げ切ってしまった。
しかし、この日のゲームに話を戻してみると中川のスライスファールとして大きく左翼ポールに逸れたファールを見れたのは翌日の本塁打に繋がる1つの架け橋のようなものだったのではないかという思いが今では強い。
そしてそれが本当に実現してしまい、九州を旅している最中に放たれてしまった事に特殊な感情が漏れてしまった。
しかし、中川圭太が打撃でのリード・守備でのリードに欠かせない存在なのは非常に間違いない。この後に発生してしまう森友・杉本の戦線離脱を前にしても唯一好調を維持して活躍し、外野手内野手両守備を可能としている。キーマンになっているのは間違いないと実際に何度も見て感じた。
杉本離脱
この際に最も衝撃的な事を記してしまう…とするならば、杉本離脱を正面から見てしまった事だろうか。
実際に選手が離脱してしまう瞬間や手当の瞬間も初の遭遇となったが、まさかコレがチームにおける打撃の支柱の離脱に繋がっているとは思いもしなかった。
今年の杉本は直感で感じて「行ける」と思い、本塁打ランキングでも上位を疾走していた。このまま独走を…と願っていた矢先、この試合で死球を受けてしまい、試合中に違和感を感じて…という事情で引き上げた。
「大丈夫なら良いが」
という雰囲気が流れた。
応援団も、杉本を励ます応援をコールする。さて、どうなったか…
戻ってきたのは小田だった。代理コールに切ない空気が流れる。小田といえば、オリックスの代打・代走の切り札選手。しかしこんな場面がなければ出番も…という複雑な感情にもなってしまう。
この時の自分は、杉本の復調を心配するよりも先に杉本の蓄積した本塁打の記録が打破されないか心配になってきた。
「途絶えてしまうのか…」
と内心ヒヤッとした気持ちになってしまった。
が、杉本はこの記事を書いている頃に2軍戦に出場して徐々にペースを戻しているようだ。非常に嬉しいニュースである。
そして、杉本の交代で出場した小田もこの回から実績を積み重ね、安打を放ち本塁打も記録した。打撃の支柱が戻るまで…と躍動したこの期間のファンの祈りに応えるかのように機能したナインたちの回転を、我々は忘れないだろう。
チアパフォーマンスと演出
ここから先の話は、一気に敵地、PayPayの話にしますとして。
個人的に刺さった…というか印象に残ったのは、ホークスのグラウンドパフォーマンスやチアの演出だった。
写真は試合開始前の様子になるが、チアであるHoneysの皆々は動きがダイナミック。チアパフォーマンスを主体にしているとはいえ、中にはアクロバットや新体操なども導入されており幅が広かった。
そして、イニング毎の演出やイベントの熱量が非常に大きい。京セラ大阪のオリックス戦では中々見ないようなカロリーの大きさで、胸焼けするか…と思ったが毎回毎回あるので疲れてきた。
Honeysの皆さんがグラウンド上に降りてきてのパフォーマンスの様子。
こういう演出を毎回ではないが頻発して行っている事へのカロリーの高さっていうのが、自分にとってはそもそもの衝撃として目に飛び込んでくるワケで。コレは野球興味ない人とか、Honeys目当て。または観光客でも全然イケてしまうのでは?という体感に。もうホークスってなんでもアリなんですね。
そして、このHoneysではなく別のアクロバットパフォーマーも加勢しているようで驚き。壮大過ぎないか?
若鷹軍団
コレ見たかったんです。えぇ。福岡の観光スポットだと思いませんか。
自分にとっては福岡市に県民が多く集い、そしてこの7回まで思い思いの座席で野球を観戦して若鷹軍団を歌う…というのが1つのアトラクションだと思う次第。もうね、西鉄バスとか天神の街、中洲の夜景に続く福岡の1大アトラクションだと思うんだな。
「さぁ!追いついていきましょうホークス!!!」
壮大な演出は変わらず。毎回変わらないカロリーで圧倒してくる。
ビジ席からの撮影で、この熱量。本当に恐ろしいモノではないだろうか。(どうだと思う)
この状況に負けずキッチリと逃げ切った宮城に拍手を送りたくなってしまう。ありがた過ぎてもう。
ホークスこそ県民通りし修羅の道!!と言わぬばかりのこの感覚、本当に凌駕されてしまうと言葉にならない。応援団の旗なびき、大勢のファンが拳突き上げメッセージを掲げる様は本当に勇壮だ。
この光景だけは、野球要素を一切持たずしても観光目的で見ても本当に観光で楽しめる光景ではないかと思う。
そして、この球場ではじめての話ではあるがリリーフカーを見てしまった。きっと野球観戦の世界では常識な話なのかもしれないが、自分にとっては何か新鮮な話に思えて仕方なかった。
結末を見届ける
最後は平野佳寿が登板して、ゲームを閉じる事になった。結果的に入った得点は僅かなモノであり、互いに投手の長時間投げ合いが継続。それによる膠着が長時間…の末、その均衡が破れたのは森友哉の途中犠牲フライのみだった。
無事に終了!!敵地、福岡での勝利を飾る事が出来た。森友の犠牲フライでしか点は入らないゲームだったが、自分にとっては応援歌を歌って選手に声援を贈れた事だけでも嬉しい1日だった。
しかし、このように殆どがホークスカラーになっている球場で勝利すると一気に気まずい空気になった…と言おうか。
「…試合終了です」
の鴬嬢の声で簡単に空気が切り替わり、オリックスのムードに動いていった。さて、ヒーローは誰になっているのだろうか、期待が高まる。
ヒーローに登場したのは宮城だった。当然の流れか…
鷹封じに貢献した最もの選手であり、そしてWBC明けの疲労などもモノともしない活躍を今なお見せている投手として活躍している姿を、この試合でも見せてくれた。
しかしインタビューでは何か初々しさというのだろうか。幼げのようなモノを感じ、紳士さや謙虚さとはまた異なった空気感を感じてコレがまた宮城の好感度を上げてくるのだ。
個人的に、WBCが終了してから投手の成長として輝かしい成績…になっているのが山本由伸ではなく、宮城になっているのがなにか惜しい部分すら感じてしまう。昨年のシーズン後半、鷹封じのキーマンだった山本由伸の姿を再び見たい自分としては複雑な感触になり、今はどうも落ち着かない。そんな中、宮城は帰国してからハイレベルな環境での成長を糧に上手くその成果を出せていると思う。
今回の試合では派手な場面がそこまで…と特筆がなく、マニアックなシーンが多かったり、この他にも「紅林の華麗な遊撃捌き」として一種の「みやくれ友情プレー」を感じるものが見られ、実にオリックスファンには「マニアの魂を揺する」1日だったように感じる…が、この日に離脱した杉本が非常に心配になってしまう。
記事記入時点で遂に2軍復活との事で遂に光が見えてきた気分になったが、本塁打争いには早く復帰して圧巻の戦いを見せて欲しいものだ。
そして、振り返ってみると今回の1点は森友の犠牲フライで勝ち取った1点であり、ヒーローとなった宮城に因んで記すとなれば
・伏見に代わる新たな宮城の女房役
としての森の実力が目覚めようとした感覚…になったとも感じる。「みやとら」から「みやもり」への世代交代をこうして感じる試合が見れたのは嬉しかった。
最後に
今回の福岡ビジター観戦、正直な感想を言ってみると
・勝利できた感覚
も含めてまた行ってみたいと思った。
また、今回は西鉄遠征と並行して参加したので、球場到着が遅くなってしまったのが悔やみというか。次回は球場を楽しみ、もう少し野球に傾く日にしてみたいと感じる遠征であった。
そして最後に掲載するのは福岡といえば、のスコアボード。このボードにも多くの歴史が刻まれ…と様々な感動があったが、オリックスファン的に考えてみれば
・小久保裕紀引退試合時に西勇輝がノーノー達成
というものだろうか。
そういったツールもきっと見ているだろうし、何か大きな証人と接した気分だった。
ちなみに、ホークスはこの期間中にダブルアニバーサリーというイベントをしていたらしい。機会があれば見たかった…。
てな訳で宿に向かって宿泊のオチです。
またいつか。
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