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【文フリ準備】1ヶ月半装丁を弄り倒して8パターンデザインし、ようやく気が済んだ


たった1冊の装丁が固まるまでにどれだけ変遷したかってハナシ


文フリ京都出店準備のため、推しの大量の供給を見過ごし、noteもさして書かず、1日6~7時間ずっと作業してるマンです、こんばんは。

6時間仕事して、生命活動と家事育児以外の全ての時間を文フリに注ぎ込んでいます。
冷静に考えて、4~11月で4冊執筆し製本まで持っていこうとしてたのどうかしてる。
印刷所の「おたクラブ」さんが土日祝も営業という、ありがた申し訳なスタイルで経営されてるので、ありがた申し訳なくも入稿を1週間後ろ倒しし、人間らしい生活をしています。でも昨日は2時に寝た。

何でこんな忙しいかって?

あ、いやそうだよね、いきなり4冊持っていこうとしてるからなんだけどね。
そのうちの1冊の装丁をいじっていじって弄り倒しているからだったんだよね〜。

マイコーって奴なんですけどね。


説明しよう!!!!
「町中華屋のマイコー」とは

仕様:234頁 文庫本
ジャンル:青春・グルメ・ライトBL

あらすじ
主人公は大学2年生19歳、4月1日生まれのミライくん。
17歳の頃に出会ったカフェ店長ユキさん(ユキヒロ)に、
「ミライくんが19にならないと大人として見れない」
というよく分からない理由付けで長らく告白の返事を延期されてきたが、春から晴れて恋人同士となった。
ユキさん宅の近所には、マイケル・ジャクソン御用達の町中華屋がある。ユキさんが
「この店の料理を全部食べたら、マイコーと同じ料理食べたことになるよね」
と言い出したことで、2人はノリでメニュー全制覇プロジェクトに着手する。
恋人と中華料理を食べる日々を送りながら、ミライくんは自分のアイデンティティや男女の友情、働くこと、大人になること...様々な悩みに向き合い成長していく。
毎話中華どころかスイーツやフレンチまでやたら美味しそうな青春恋愛小説。

以上を踏まえて装丁の変遷をご覧下さい。

第1形態_
八頭身ミライくん・中華バージョン

文フリで売ることを念頭に起き、「ヒトに売るならヒトの顔が載ってる方がいい」と決め込んでヒトこと主人公ミライくんを描く。
ミライくんは、くるくるくせ毛で奥二重垂れ目、ネコ口です。私が決めた。私が公式。
配色は中華を意識した赤メイン、美味しそうな色合い。
タイトルロゴはカンフー感を意識。え?どこが?


第2形態_
八頭身ミライくん・みもすそ文庫ブランドカラーバージョン

弊サークル「みもすそ文庫」のブランドカラーを決めた勢いで配色変更。
ここでミライくんの髪色はピンク(概念)が固定。
肉眼を通すと茶色なんだけど、心の目で見るとピンクみたいな、そんな感じ。は?


第3形態_
八頭身ミライくん・ひこね本丸ゴシックバージョン

フロップデザインさんのフリーフォント「ひこね本丸ゴシック」が可愛いので全面にタイトルを押し出す。
「売れたい」がMAXおかしな方向に行ってた時期。タイトルロゴが視力検査の1.0の検査用に使えるサイズ感。


第4形態_
Baozi Boy爆誕

平面的なイラストが好きなんだよね〜ということで生まれた「Baozi Boy(肉まん少年)」。絵柄としては相当気に入っている。
可愛いのだが、タイトル・著者名とも、入れ方もフォントも非常に入れづらい。
あと地味。装丁ちゃんが、私の売れたい気持ちを受け止めきれなかった。


第5形態_
Baozi Boy、お前を可愛くしてやろうか

ブランドカラー×Baozi Boy。かわいい、さわやか。これでも良かった気がしてきた。
やめて、もう戻らないって決めたじゃない。


第6形態_
なんかあれや、今流行っとる感じの〜、ああいうフワーっとしたやつ出来んかー?

という心のオッサンのオーダーに応じた結果

心のオッサンが言う「流行ってる感じ」
・線画ベース
・一部分だけ色がついてる
・額縁っぽくなってる

いい、と思うんだけど、絵の密度的に絶対こいつ途中で力尽きたな感が見える。
あと、そういうのって画力ないと成り立たないんよね〜。


第7形態_
疲れすぎててファイル名に「いちごいろ」とか付けちゃうくらい乙女になった心のオッサン


この辺りからもう毎日2時まで作業してます。
オッサンも弱って乙女になる始末。

ほんとにこれで終わりにするはずだったんだ。


最終形態_
君色白いな〜、そんなんじゃ売れんやろ! おっちゃんがインク代出したるわ〜!!

入稿時期を延ばし睡眠時間を一瞬確保したことで、心のオッサンが息を吹き返す。
売れたくて仕方ないオッサン、目に留まれば何でもええやろ! とインクをぶちまけ......

た訳ではなく、やっぱり勢いと華やかさ、あと年末年始だし、めでたさ欲しいので、外周を赤くしました。
最終的に、第1形態の中華カラーに戻った感じです。
フリー素材を使いつつ、ミライくんはもちろん豚さんや(北京)ダックさん、ドンジャラ、毛糸玉など一生懸命描きました。


おまけ
ブラザーラビットの邂逅

ミライくんの前身になった「針を置いたらあの海へ」のレオと対面、サークルポスターに。

みんな覚えてる?
目玉の妖精とおかパーのレシートだよ!!

名刺にもしますー!!!
あー流石に可愛いって!!これは!!!
作ってよかったみもすそ文庫ロゴ。


そんなこんなで、文フリのおかげで絵も描くようになりました。
ちなみに入稿はまだです。
頑張ります。

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早時期 仮名子*文学フリマ京都9う-21
もっといい小説を書きます!

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