家を出ていく子供たち、母と子の物理的な距離
4月1日、県外の大学へ進学するため、娘が家を出て行った。
彼らが生まれてこのかた、このタイミングできっと出ていくだろうな・・・ということは常々考えていたものの、いざその時が来るとなんだかとても寂しくなってしまった。
行きたい学校に行く。良い事で引っ越すんだから良い事なんだとグッと堪える。
我が家の好青年は茨城で暮らしている。娘は京都へ。私は松本。
それぞれが東・西・フォッサマグナの上、と遠く3拠点に分かれた。
元々私の子育てのテーマは、子供を育てる事ではなく、いかに子離れしていくか、という事であった。
子供が生まれた頃、私も親として初心者で、朝から晩までかかりっきりになってしまい、子離れできる日が来るとは思えなかった。
子離れできない親を持った子供は大変だろうな・・・という思いもあった。
我が家の好青年や娘がお腹の中にいた頃・物理的な親子の距離は0m。
まさに一心同体。
オギャーと生まれた瞬間に、その距離は約数十センチ。
抱っこやおんぶだけど、確実に離れた。
寝返りを打つようになり、距離は約1m。
ハイハイするようになると約3m。
歩き出してさらに数メートル離れた。
保育園に入園すると、保育園と職場の距離は約3km。
小学校入学で約12km。
中学・高校になると、自転車や電車でさらに遠く離れるようになった。
大学進学で松本から茨城まで約280km。
京都まで約340km。
母と子は、生まれた瞬間から少しづつ遠く遠く離れていくのだ。
まあそのうち私が年をとってポコっと死んでしまうから、物理的も何も距離は無くなってしまうのだけど。
子離れよりも親離れの方が容易いと思うので、その時が来たらなんとかなる、あるいはどうにかなるだろう。
4月1日、娘を見送るときにかけた言葉は、私の一番の願い。
「一生無事で」