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【はたらけ!福田典子 広報OL奮闘記 #12】~日本人の約5割が歯を磨けていません~


こんにちは、SCOグループ広報の福田典子です。
3月までテレビ東京でアナウンサーとして務め、
4月から歯科業界のメディカルテック企業であるSCOグループの広報として働いています。
まさに #いい歯のために 日々働いているわけです。


さて、歯科業界に入って初めて知ることが多く、驚いています。

例えば、タイトルの「日本人の約5割が歯を磨けていません」

これを聞いて、どう感じますか?

えー?どういうこと?
毎日磨く人が少ないってこと?
5割は言いすぎでしょう!

そんな風に私は感じました。

だって、基本的に小さいころから大人になるまで、30年以上、少なくとも朝晩2回ずつ、多いときは昼間や間食後も含めて3回以上は磨く機会があったわけです。

どんなに少なく見積もっても、
1年365日、ということは1日1回でも1年で365回以上。

10年で3650回以上。
30年で1万回以上は磨いているわけです。

実際は1日1回以上は磨いているでしょうしね。
どんなに歯みがきが下手な人だって、上手になるはずの回数は重ねてきています。


磨けている人と、磨けていない人。
何が違うのかというと、、、「フロス」を使っているかどうか。

歯の間を綺麗にする、あの、糸のような「フロス」です。

フロスは、指先からひじまで約40cm程の長さに切って使います。


先日、歯科医院で歯科医の先生にお話を伺う機会がありました。

「習慣を変えるって大変なんですよ」

「歯ブラシだけ使っていた人が他の道具も使うようになるってものすごく大変なことなんです」

たしかに、一つの道具で終わっていた作業をあえて複数の道具でやらなければならないとイメージしただけでも面倒さは感じますよね。

先生は、説明を続けてくださいました。

「僕は、歯みがきの説明をするときに、りんごの話をするんです」

りんご?あの、フルーツのりんご?

「『りんごを磨いてください』と言って渡されたら、きっとふきんなどを使って表面を磨きますよね。表面を磨き終わったら、ヘタのまわりやりんごのおしりのくぼみも綺麗にしなければいけない。でも、ふきんではくぼみの細かい汚れまで取れない。そうすると、道具を変えて磨きますよね。歯みがきもそうなんです」

つまり、歯ブラシで歯の表面を磨くことはできるし、ある程度の汚れを落とすことはできるけれど、歯と歯の間や、歯と歯茎の間は歯ブラシだけでは綺麗にできないということ。

歯科医師の先生たちに言わせれば、「歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけではぜっっっっっったいに落とせません」とのことです。


実際に、歯ブラシのみの歯みがきでは、歯の汚れの約6割しか落とせないと言われています。

では、残りの約4割はどうすればいいのでしょうか。

指に巻き付けて、歯に沿わせ、毎回少しずつずらしながら
新しい糸で汚れを取るのが正しい使い方。

ここで、「フロス」の出番です。

フロスを歯に沿わせるように使って、汚れをこそぎとっていきます。
歯と歯の間の手前、奥、それを歯の隙間の左右、丁寧に。


フロスピック。Y字型の商品もありますね。

長い糸ではない、フロスピックのような商品もありますが、糸状のフロスの方が自分の手を使ってそういった柔軟な動きを自由自在にできるためいいそうです。
もちろん、歯ブラシ以外のものを使わないよりはフロスピックでも使う方がいいですけどね。

そうして丁寧に汚れを落とすことで、歯ブラシでは6割ほどしか落とせなかった全体の汚れを8割ほど落とすことができるそうです。

残りの約2割は蓄積していってしまうので、歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要になります。

毎日正しい歯みがきをしていても歯医者さんの助けがなければ全部を綺麗にすることは難しい・・・それなのに!

日本では、毎日フロスを使っている人が約5割しかいないのが現状です
出展:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」


つまり、タイトルに戻ってきます。

日本人の約5割が歯をきちんと磨けていないのです。


私も十年ほど前までは、面倒でフロスを使っていませんでした。
そもそも、フロスを使うという概念すら持ち合わせていなかったように感じます。
小学生の頃から歯科矯正をしていたので、矯正器具の間を綺麗にするために一時期フロスを使っていましたが、それこそ面倒さが勝ってしまい、歯科矯正終了とともに使わなくなっていました。

私の場合は、ふとフロスを使っている人を見かけて、なんだか使っていないことをもったいなく感じて、何の気なしに使い始めたのですが、慣れてしまうとフロスを使わないと不安になるくらいです。

実際、厚生労働省の「令和4年歯科疾患実態調査」では、80歳のときに20本の歯を残す=8020運動の目標を達成できている人が51.6%となる一方で、4mm以上の歯周ポケットを持つ人の割合も、全体の47.9%と報告されています。つまり全体の約2人に1人が歯周病なのです。


学校での歯みがき指導でもフロスの使い方を教えてほしかったと感じています。
今、自分の子どもにはフロスを使った歯みがきを絶対に習慣化させたいと思い、歯ブラシとフロスをセットで使って歯みがきタイムを過ごすようにしています。


仕上げ磨きのあと、自分でやりたがる我が子には使いやすいようにフロスピックを。
「フロスをやりたいなら歯みがきも一緒にがんばろうね」と歯みがきタイムも捗ります。
(鏡が汚いのはご愛嬌ということで・・・!)


フロスをまず手に取ってみる。
一か所でもいいからフロスを使うことを続けてみる。
そうすると、お口の変化にも数日で気づくことができるはずです。

フロスも使ってセルフケアをすること。
そして歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的に受けることも大切になります。

ご自身やご家族の歯みがきの癖や気を付けるべきポイントは、ぜひ歯科医院で相談してみてくださいね。



夢だった「たまひよ」表紙!・・・を体験しました(笑)

先日のたまひよファミリーパーク出展について、たまひよの記事に掲載していただいています。こちらもぜひご覧ください!


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