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氷の世界へ旅立つ

これまでとまったく違った体験をしてみたい人に、アイスセーリングという選択肢はいかがなものだろう。2023 年 1 月 30 日の今日はアイス・スノーセーリング世界選手権大会の開幕日だ。

このスポーツの歴史は 17 世紀にさかのぼり、オランダの旅行者が凍った水路を通り抜けるためにそりがついたボートを使ったのが始まりとされている。それから、アイスセーリングがスポーツマンや冒険家の興味を引くようになるのに、それほど時間はかからなかった。

スピードが求められるスポーツであり、広大な氷の世界で風を切って氷のを滑っていくスリルは筆舌に尽くし難いと参加者はいう。

アイスボートを操るには、セイルが風を捉えて推進力を得られるよう、セイルの向きを適切に調整する必要がある

セイルの空気力学と風の効果的な利用法を理解すれば、楽に速く移動できるようになる。けれども氷上を飛ぶためには、まず船を発進させる技術を習得しなければならない。通常、船の向きを変えて、風を直接受けるようにする。帆に風が当たらないようにすることを、船乗りたちは「アイアン状態」と呼ぶ。これによって、ボートが無人で吹き飛ばされるのを防ぐことができる。また、ほとんどのアイスボートには、出航前に船を固定するためのブレーキが装備されている。

船のの横に立ってブレーキを解除し、舵を持ち、風に向かって、そして風に対して斜めに、船を押す。船が勢いよく動き出したら、船に乗り込み、帆を切り、船が前進するのを感じる。

摩擦による減速が少ないため、船は急速に速度を上げていく。DN級アイスボートなら時速80〜97km、スキーターなら時速161kmを超える。

操縦はコックピットからアクセスできるティラーというレバーで行い、スターンステアラーではラダースケート、バウステアラーでは回転式のステアリングランナーに接続する。

氷上ボートは軟水ボートのような抵抗がないため、操船が非常に難しい。滑りやすい氷の上でスピンしないよう、繊細な舵の取り方が要求される

また、高速で走行しているときは、ボートが片側に傾くことも覚悟しなければならない。これはヒーリングと呼ばれ、ソフトウォーターセーリングでも起こる現象で、セーラーはボートの片側から反対側にシフトしてバランスを取る必要があるのだ。

このスピードとスリルに満ちたスポーツ。実際にやり出しとハマってしまうと多くの人が言っている。スピード感の大好きなテック起業家に愛されているのも無理ないわけだ。




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