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超完全食品に限りなく近いデーツ


中近東で古い歴史をもつデーツ。砂漠やシルクロードを旅する行商人も、ラクダのミルクとデーツだけで何日もの旅を続けたという。ダイエットにも理想的で、栄養価は満点。その詳細を見てみよう。

便通を整える『食物繊維』

腸内環境を整え、消化吸収を良くしたり便通を改善させる効果がある食物繊維。悪玉菌や有害物質を減らして腸内環境を整える効果もあり、生活習慣病をや感染症などの病気の予防や健康維持にも重要な成分だ。

デーツは食物繊維が豊富なことで知られている。ごぼうと比較しても、デーツは約1.3倍もの食物繊維が含まれている。中でも不溶性食物繊維が豊富。不溶性食物繊維は、腸の中で水を含んで腸を刺激し、便通を整える働きがある。また有害物質を減らすため、大腸がん予防に効果があると言われている。

【参考】食物繊維の働きと1日の摂取量- 健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団

貧血予防だけじゃない『銅』

デーツは様々なミネラルも豊富に含んでいる。ミネラルとは、体内で酵素などとして働き多様な作用に関わる重要な栄養成分で、銅はその一種。ヘモグロビン合成や免疫細胞のエネルギー代謝に関わり、また活性酸素を除去する働きを助ける。

デーツは、ドライフルーツの中でもトップレベルの銅含有量を誇っており、貧血予防や免疫力アップには最適。

【参考】ミネラル成分の銅の働きと1日の摂取量- 健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団

味覚を保つ『亜鉛』

亜鉛とは、タンパク質・DNAの合成免疫機能の維持味覚の維持など多くの役割を持っているミネラル。舌にある味細胞は日々作り変えられているけれど、亜鉛はこのような細胞の生まれ変わりをサポートするのに欠かせないミネラルだ。

【参考】亜鉛の働きと1日の摂取量 - 健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団

縁の下の力持ち『マグネシウム』

マグネシウムは、体内で様々な酵素の働きを助け、エネルギー代謝や神経伝達など約300種もの作用に関わっている。

日本人には不足しがちな栄養素であり、不足すると生活習慣病のリスクを高めるという研究もある。意識的に取るべき成分と言える。

【参考】マグネシウムの働きと1日の摂取量- 健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団

抗酸化力を持つ『βカロテン』

βカロテンは、カロテノイドと呼ばれる色素の位置種で、緑黄色野菜などにも多く含まれる。体内でビタミンAに変換され、活性酸素を取り除き発生を抑える、抗酸化作用が強い。酸化した過酸化脂質による動脈硬化などのリスクを軽減する効果がある。

【参考】カロテノイド - e-ヘルスネット(厚生労働省)

二日酔いに効く!『ナイアシン』

ナイアシンとは、ビタミンB群の一種であり、脂質や糖質を燃やしてエネルギーを作り出したり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける効果がある。また、アルコールの分解にも関わっているため、二日酔いにも効果があるとされている。血管を拡張させ血液循環をよくする働きもある。

【参考】ナイアシン -わかさの秘密

多機能ビタミン『パントテン酸』

パントテン酸も、ビタミンB群の一種で、食事から取った炭水化物などの栄養素の代謝を促し、エネルギー産生を助ける働きがある。その他にも善玉コレステロールを増やしたり、ホルモンや免疫抗体を作る働きなどがある。

デーツには、ドライフルーツの中でもトップレベルのパントテン酸量が含まれている。

【参考】パントテン酸の効果 -わかさの秘密

デーツの健康&美容効果


甘さが特徴のデーツは、ダイエット中の味方でもある。なぜなら、食後の血糖値の上昇程度を示すGI(グライセミック・インデックス)値が小さいから。GI値とは、メタボや糖尿病予防の観点から最近注目を集めている指標でもある。

デーツは、ビタミンやミネラルといった代謝を促す栄養素が豊富なのにも関わらず、他のドライフルーツと比較してカロリーが低め(100gあたり266kcal)。ダイエットの強い味方になる。

毎朝のスムージーにも、種を取り除いたデーツ2個を入れることで自然な甘味がグンと増す。


これからの夏の季節にスリムな体を目指すなら、バランスの良い栄養を補給しながら食欲をも制御してくれる、デーツが断然おすすめだ。







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