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ジェンダーとフェムテックについて考える

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ジェンダー格差、雇用の不均等、フェムテック、LGBTQAなど
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#マーケティング

性教育から日本をアップデート。CXクリエイティブは、社会をエンパワーメントするツールとなる

日本は予期せぬ妊娠に悩む女性も少なくない一方で、世界一の不妊治療大国だともいわれています。156カ国を対象にしたジェンダー・ギャップ指数調査では、120位と極めて低い結果が出ている上、権力者の女性蔑視発言で大きな炎上騒動があったことも記憶に新しいところ。また、同性婚も認められていないなど、ダイバーシティの取り組みも進んでいません。 そういった課題の根本的な原因として「性教育の遅れが関わっているのではないか?」と考えたメンバーが集まり、2020年9月にスマートフォン向けWEB

吸水ショーツ市場に参入しなかったわけ

by Satoko@スクーンカップ  競合マーケティングに照らし合わせた戦略 現在は世界36カ国で販売を展開する、スクーンカップ を商品開発し、欧米と南米の国々に加えて、「日本で初めての月経カップ」として市場参入を開始し始めた頃の話しだ。 連絡を受けたのは、ニューヨークの女性企業支援団体からの電話で、「オフショアの生理用吸水ショーツの工場が日本市場へ参入したがっているが、協力してもらえないか」とのことだった。 アジアにあるその工場は、5,000人の労働者が働く工場で、