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ジェンダーとフェムテックについて考える

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ジェンダー格差、雇用の不均等、フェムテック、LGBTQAなど
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#吸水ショーツ

吸水ショーツ市場に参入しなかったわけ

by Satoko@スクーンカップ  競合マーケティングに照らし合わせた戦略 現在は世界36カ国で販売を展開する、スクーンカップ を商品開発し、欧米と南米の国々に加えて、「日本で初めての月経カップ」として市場参入を開始し始めた頃の話しだ。 連絡を受けたのは、ニューヨークの女性企業支援団体からの電話で、「オフショアの生理用吸水ショーツの工場が日本市場へ参入したがっているが、協力してもらえないか」とのことだった。 アジアにあるその工場は、5,000人の労働者が働く工場で、

#国際女性デーによせて

3月8日の国際女性デーによせて、言いたいことがある。 ここで言う「女性」とは広義の女性。エージェンダーの人々も含めてだ。 アメリカに住んでいる私は、日本とアメリカでのジェンダーへの向き合い方について、その格差をさまざまなところで感じることになる。 例えば、ウェブでメルマガや資料請求の申し込みページ。 アメリカだと、案内をもらうためのメールアドレスを記入する。記入項目はそれだけ。 ところが日本の場合だと、性、名、別の欄になっていて、さらにフリガナを書き込まないといけない