ヨーロッパ文化教養講座(2023年1月29日 上原彩子+東京交響楽団)
2023/01/30
昨夜の上原彩子+東京交響楽団の鑑賞記
画像は、演奏後は写真を撮ってもいいという粋な計らいで、
実際の映像。
日時:2023年1月29日 開場 13時15分 開演 14時00分
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:大友直人
コンサートマスター:小林壱成
ピアノ:上原彩子
プログラム:
1.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43
2.ソリストアンコール:
ラフマニノフ 前奏曲らしい
休憩
3.エルガー:交響曲第2番 変ホ長調op.63
コメントと感想:
1.上原彩子の音を聴きたくて川崎まで来た。
ミューザ川崎シンフォニーホールの3階席の最前席で聴いた。
このホールは、本当に音の良いホールだと思う。
ピアノを含むすべての楽器の音が、位置関係そのままで、3階席までクリアに聞こえてくる。
上原彩子の演奏は、素晴らしいテクニックと音。
是非、リサイタルも行きたいと思った。
2.アンコールもラフマニノフだった(らしい)
こちらも、素晴らしいテクニックと音。感動した。
3.「威風堂々」以外は知らないエルガー。
4楽章で1時間弱の大曲。
美しいメロディとハーモニー。
演奏も素晴らしいと思う。
ただ、
予習もしてきたが、今回、全曲を生でじっくり通して聴いて、なぜ、あまり演奏されないのかがわかった気がした。
例えれば、
フランス料理でも日本料理でもいいが、フルコースを食べるときに、
一皿を味わって食べ終わったら、間髪を入れず次の皿が来たとしよう。
折角の、高級料理も美味しいと思わなくなるだろう。
そのような、感じの曲だった。
テンポの緩急や、消え入るような弱音が無く、大きな河の流れのように、
ずっと音が流れている。
ブルックナーの交響曲もそのように感じることがある。
「アマデウス」で、ウィーンの皇帝がモーツァルトの「後宮からの誘拐」を聴いて「音が多すぎる」とコメントしたのを思い出した。