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英語の時制①-0:現在時制(学校英語の復習)

学校英語における現在時制の定番説明

中学と高校での英語習得が不十分な人のために、学校英語の復習を記事化しました。今後も少しずつ説明を追加・修正していく予定です。

英語の時制の基礎知識

①時制には、大きく分けて2つの種類(階層)がある
 1. 基本時制(大きな階層)
  a. 現在時制:動詞の現在形[am/are/is, do/doesが代表例]で表す
   主語が3人称単数の場合、現在形は「3単現のs形」[doesが代表例]になる
  b. 過去時制:動詞の過去形[was/were, didが代表例]で表す
   過去形には、「3単現のs」のような人称・数による変化はない
  c. 未来時制:will + 動詞の原形[be, doが代表例]で表す
     be going to + 動詞の原形[be, doが代表例]で表す
 2. 特殊な時間を表す表現(基本時制の下の階層)
  a. 進行形:be + 動詞の現在分詞[being, doingが代表例]で表す
  b. 完了形:have + 動詞の過去分詞[been, doneが代表例]で表す
②自動詞・他動詞とは別に、動詞には2つの種類(分類方法)がある
 1. 動作動詞:1回のまとまった動作を表す
 2. 状態動詞:同じ状態の継続を表す(心理・感情、知覚・感覚、その他の状態)
③英語の動詞の活用形
 1. 学校英語で覚える動詞の活用は3通り+α
  3単元のsがつかない原形do、過去形did、過去分詞done
  現在形は原形と同じ(3単元のsは例外)、be動詞は別枠、現在分詞(形)も別枠
 2. 厳密な意味での動詞の活用は5通り
  原形be、現在形am/are/is、過去形was/were、
    過去分詞(形)been、現在分詞(形)being

  原形do、現在形do/does、過去形did、過去分詞(形)done、現在分詞(形)doing
  (過去分詞と現在分詞の語尾に「形」をつけるか否かは、考え方による)

現在形と現在進行形

I. 現在形
◉現在形の基本用法
①動作動詞の現在形で、現在の習慣・反復的な動作を表す
 always, usually, often, sometimes等の頻度を表す副詞と一緒に使うことが多い
②状態動詞の現在形で、現在の状態を表す
③現在形で、一般的事実や真理を表す(変わることのない事実)
◉現在形の応用や特殊用法(基本用法では説明しにくい場合)
④現在形で、確定した未来の予定・計画を表す
⑤時や条件を表す副詞の働きをする従属節では、現在形で未来のことを表せる
◉現在形の簡便な説明
⑥原則として、現在形"am/are/is"は「〜だ/です」と和訳する
⑦原則として、現在形"do"は「〜する/します」と和訳する

II. 現在進行形
◉現在進行形の基本用法
①現在進行形で、現在進行中(今まさにしている最中・途中)の動作を表す
 言い換えると、一時的に(繰り返し)おこなっていて終わっていない動作を表す
◉現在進行形の応用や特殊用法(基本用法では説明しにくい場合)
②現在進行形で、近い未来の予定・計画(決定、取り決め)を表す
 
言い換えると、(心構えや準備をしている)近い未来の個人的予定を表す
③達成・完結等の動詞の進行形で、「~しかけている」(変化の途中)を意味する
④頻度の多さを示す副詞always等と使い、「~ばかりしている」を意味する(反復を強調)
◉現在進行形の定番説明
⑤原則として、動作動詞は現在進行形にできるが状態動詞はできない/しない
 例外的な状態動詞の進行形で動作化・一時的状態の強調・状態変化(推移)を表す
◉現在進行形の簡便な説明
⑥原則として、現在進行形"be doing"は「〜している/しています」と和訳する

参考にした総合英語書籍
 アトラス
 INSPIRE
 Evergreen/Forest
 ジーニアス

以下をクリックして時制編の関連記事をご覧ください。学校英語で説明が足りない点を補ってもらうための教材です。


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