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#かなえたい夢 科学のバトン

サイエンスギアの挑戦:未来をつなぐ科学教育

私は現在、「サイエンスギア」という科学教育をビジネスとする会社の立ち上げを準備しています。本業では光学機器の開発者として10年以上従事し、数々の技術革新に携わってきましたが、技術の進歩を次世代につなげるためには、科学の楽しさを伝え、未来の研究者や技術者を育てることが重要だと考えるようになりました。

サイエンスギアでは、科学の原点である「好奇心」を引き出す教育を軸に、子どもたちが科学を身近に感じ、主体的に学べる環境を提供します。そして、それが新しい未来を創る力となることを目指しています。


科学教育への道を拓いたきっかけ

科学教育に興味を持つようになったのは、小学生向けの科学授業を担当した経験が大きな転機となりました。その授業では、子どもたちが実験に没頭し、目を輝かせて「これどうしてだろう?」と問いかける姿が印象的でした。この瞬間、科学の楽しさを共有することの意義と、自分がその一助を担う可能性に気づきました。

さらに、ある研究者から「日本では科学技術の発展を支える若手人材が不足している」という現実を聞きました。この話は、私の心に深く刻まれています。科学技術が社会を支えている一方で、それを担う人材の育成が追いついていない現状に対し、私は「科学を職業にすることの魅力」を次世代に伝える使命を感じました。


科学離れを止めるために

現代の子どもたちは、AIやスマートフォン、ドローンなど、目覚ましい技術革新の恩恵を日常的に受けています。しかし、技術はブラックボックス化していたりして、それらの仕組みや背景に興味を抱く機会は減少しています。この現象は、科学技術が「便利さ」だけを求められる一方で、その本質が見えなくなりつつあると感じています。

私はこの「科学離れ」を解消するため、子どもたちが「科学は面白い」「もっと知りたい」と感じる場を作りたいと思っています。そのためには、単に知識を教えるのではなく、好奇心を育み、探究心を引き出す教育が必要です。例えば、「実験でしたらどうなるか」や「なぜこうなるのか」を考えさせる授業を通じて、子どもたちに科学の根本的な魅力を体感してもらいます。


サイエンスギアが目指す未来

サイエンスギアでは、次のような目標を掲げています:

  1. 科学を「楽しい」と感じる体験の提供
    実験や工作を通じて、科学の仕組みや原理をわかりやすく伝える教材を開発します。子どもたちが実際に手を動かして結果を見つけることで、学びの面白さを感じられるようにします。

  2. 次世代とその先の世代をつなぐ教育の実現
    サイエンスギアは、研究者や技術者を育成するだけでなく、彼らが次世代の教育者となる仕組み作りを目指します。「知識や技術を受け継ぎ、さらに発展させる」という社会の循環を生み出すことで、持続可能な未来を構築したいと考えています。

  3. 科学教育の社会的価値を高める
    科学教育は、未来を築く土台となります。サイエンスギアでは、教育を通じて天文台や科学館と連携し、子どもたちに科学の魅力を伝える場を広げていきます。科学を学ぶことが「未来を創る力」になるというメッセージを、広く社会に発信していきます。


未来への思い

私が目指すのは、単に知識を教えることではなく、「次世代にバトンを渡す」活動です。科学の知識や技術を未来につなげることで、子どもたちがその先の世代へと伝える力を育てたいと考えています。この活動を通じて、持続可能な社会の基盤を築くことができると信じています。

サイエンスギアが、その第一歩となれるよう、これからも全力で取り組んでまいります。

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