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教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 8【Microsoft Innovative Educator Expert:1】
今回は、少し前の記事で紹介した「Microsoft Educator」の上位資格である「Microsoft Innovative Educator Expert(MIEE)」について紹介していきます。
※Microsoft Educatorの記事を読まれていない方は、こちらからどうぞ↓
Microsoft Innovative Educator Expertとは
初めに、Microsoft Innovative Educator Expert (MIEE) は、「世界の教育界の先駆者を表彰するために作られた特別なプログラム」だそうです。
ここで言う教育界の先駆者とは、「教えることや学ぶことに情熱を持ち、創造的な思考で生徒を鼓舞し、自身の学びを世界に発信し、主体的に活動することのできる人」のことを指します。
よって、必ずしも教員である必要はありません。
現に、MIEEの中にはICT支援員の方も多数いらっしゃいます。
MIEEに求めらているること
MIEEには、以下のような働きが期待されています。
Microsoftの製品を活用して革新的な教育実践の実施
地域の研修や校内研修のプログラムの開発と実施
カンファレンスでのプレゼンテーション
ブログやSNSなどによる学びを共有
つまり、1人でコツコツと学びを深めるのではなく・・・
自身の学びを積極的に発信したり、誰かとコラボレーションしたりするような、多くの人を巻き込む活動が求められていると言うことですね。
MIEEになるための条件
そのため、MIEEになるためには以下の条件を満たしいる必要があります。
ICTを活用した授業の実施や校務の改善
自身の実践をインターネット上で公開
他の教育者へ情報発信や実践共有
少なくとも2つのコアツール(Teams、OneNote、Forms、教育版マインクラフト、Flipgrid)を定期的に使用
また、上記の4要件には「情熱的に」といった言葉も添えられています。
「仕方なく」ではなく、「ICTで教育を変えるんだ!」といった強い意志が大切です。
審査の視点
審査は以下の3つ観点に基づいて行われるとのことです。
1 : 自己推薦書への回答の質
2 : Microsoftツールの革新性と使用のレベル
3 : MIEEになることによって教育や生徒の学習に与える影響
Microsoftが述べていることを私なりに噛み砕くと(多分)こんな感じです。
ICTを効果的に活用するとともに、21 世紀型の学習を取り入れて授業改善に努めている人
失敗を学習の機会と捉え、成長することができる人
他の教師にコーチングやメンタリングを行い成長をサポートしている人
管理職と協力しながら、学校のリーダーとして活動している人
自身の学びや成長を共有することに抵抗がない人。
MIEEのコミュニティから学ぶだけでなく、現場に役立つ貴重な情報を還元することができる人。
募集期間や定員
ここまでで「我こそは!」と思われた方は、是非とも以下のリンクから申請されてみて下さい。
例年、募集期間は5月上旬~6月下旬頃までとなっています。
定員は500名程度とされていますが、上記の基準に満たしていれば、審査には、通るかと思います。(熱い気持ちを申請書にぶつけて下さい!)
ちなみに、認定結果の通知は、7月下旬〜8月中旬頃に届きます。
次回は、具体的な申請手順と認定されることによって得られるメリットについて紹介します。
〈つづく〉