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【一度習慣化されたら、その行動は特別な記憶保管庫に配置させる:手続き記憶】

「特別な保管庫?」と思った方は

これをコンピュータに置き換えると幾分わかりやすい


これまで話してきた習慣のように、同じことを同じように繰り返し行う情報を脳が自動的にまとめたものを、心理学の世界では[手続き記憶]と言う


これは人にとってとても重要な記憶情報なので、“本当に頻繁に繰り返されるパターン”しかこの形式で保存されない


この記憶は、他の記憶システムから独立して機能するため、手続き記憶として符号化された情報に、顕在意識はアクセスできない

→符号化されたこの種の認知的な情報は、コンピュータ上で管理者のみアクセスが許されるファイルのような存在となる


脳というコンピュータが最適に機能するには、いちばんの土台となる符号を本人がむやみにいじらないことが前提となるので、そうした情報は暗黒の中に何層もなってしまいこまれ

習慣として学習する情報は、他の神経領域から(ある程度)分離されている


自身で習慣についてあまり把握出来ないのはそのため


手続き記憶のポイントは…

“手続き記憶として符号化された情報は変更できない”ということ


これは人が授かった能力とも言える

この力のお陰で、一度乗れるようになった自転車を数年ぶりに乗ってもバランスを取れるし、車という乗り物に乗れるようになっても乗り方の上書きが勝手にされることもない


楽器、言語、調理などのスキルも同様である

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しげ@学生時代の落ちこぼれを引きずる30代パパ
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