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【AGEsを排出する方法はあるのか?】
AGEsにについて、過去に何度も取り上げていますが…
AGEsは「終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)」の略で
タンパク質と糖が熱でくっついた成分で、かなり毒性が強く、お肌のシミやシワといった美容面に良くないのはもちろん、血管や脳にもダメージをあたえると言われていますことがわかっています
しかも体内に溜まると、なかなか排出されないやっかいなモノなんですよね
※参考記事
※参考記事
※参考記事
今回はAGEsを排出する方法についてですが、正直コレと言った解決方法はないです
もっとも、AGEsは必ずしも排出されないわけではなく、体内で分解されてAGEsペプチドなどになれば、腎臓を通り尿として排出することが確認されています
※参考文献
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0009898106006838
しかし、問題なのはこの分解がなかなか起きにくく、排出されない所なんですよね
なので、食事から摂ったAGEsの1割ぐらいは体に残って酸化ストレスなどを永遠と発生させ続けるんです
なので、排出を意識するより、AEGsの影響を抑える方面で考えるしかないんですよね
「そこでAGEsの悪影響を減らすにはどうすればいいのか?」という視点に変えて話をしていきたいと思います
現在AGEsに有力なのは抗酸化物質で、AGEsは主に酸化ストレスで体内の細胞にダメージを与えていので、抗酸化物質が効きやすいと言われています
具体的な抗酸化物質としては下記のようなものがあります
ベンフォチアミン
ビタミンB1の誘導体で、糖尿病で腎臓を痛めた患者さんに大量のベンフォチアミンを投与したところ、AGEsの量が低下する現象が確認されています
※参考文献
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0009898106006838
ビタミンC
健康な成人にビタミンCを投与したところ、明確に血中の糖化が減った事が確認されています
※参考文献
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0955286396001283
αリポ酸
これはまだ理論的な段階なものの、糖化の経路に介入できるかも?と言われています
※参考文献
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