【ビックファイブ:開放性】
・あらゆる種類の文化や芸術に参加、興味を持っているか(多趣味)
・認知的刺激欲求(知らない事を知りたい欲求)が高い
・知らない事を知ろうとする分、IQとの相関性が見られる(相関係数0.3)
・修学年数(すぐ就職せず学生を長く続けたか?)とも有意な相関性
・大切なのは、単純に知性(IQ)と相関があるわけではない
・詩人や芸術家、作曲家など、想像力や芸術性が高い
・若い時の開放性は将来のクリエイティビティにも繋がるが、同時に精神病になる可能性を持つ
→大前提で人を精神病者とそうでないグループには分けられない。誰しも幻聴など少なからず起こる
明確なゼロイチではなく、レベルで考えるべき。
そのため一時的に開放性レベルが上がることもありえる。そのため開放性レベルが高くても将来統合失調症にならない事もある。
・異常体験(幻覚、幻聴、知覚の乱れ、神秘的な思考)のスコアと開放性スコアの相関係数は0.4というかなり高い数値
・催眠術にかかりやすい
→秘儀的もしくは超常的信念の尺度との相関係数は0.47とかなり高い
・職業を転々としやすい
→伝統的な組織ややり方を避ける傾向
【⚠️⚠️⚠️IQと異常体験・超常的信念・催眠暗示のかかりやすさは逆相関⚠️⚠️⚠️】
これだけはビックファイブの唯一の謎。
[IQと開放性の相関係数0.4]
[異常体験などと開放性の相関係数0.4]
なのだが、IQと異常体験などはネガティブな相関となっている。
→これは研究者も手付かずの分野で謎である。
💡現段階でのネガティブ相関になる二つの仮説💡
①開放性は2つ(知性と精神病)のパーソナリティー特性から成り立っており、本来ビックファイブは5つの特性ではなく6つの特性からなると考える仮説
②開放性は元々境界のゆるい連想や異常体験を指しており「知能指数」を誤って含んでしまっている仮説