【ラットは食事をしたいからレバーを押しているのか?何となく押しているのか?:刺激が習慣になる】
ケンブリッジ大学心理学者アンソニー・ディキンソン氏による研究で、レバーを押すと餌が出る装置にラットを入れた。
ラットはレバーと餌の関係性を学習させると、ちゃんとレバーを押した
※参考文献
ラットはなぜレバーを押したのか?
以下に分類した
①餌を求めてレバーを押す行為→目標指向型
②何となくレバーがあったから押した→刺激反応or習慣的行動
また違う疑問がある
ラットは本当に目標を持ってレバーをおしているのか?
確かめるため
ラットを満腹状態にしてから装置のカゴに入れた
すると観察初期は、お腹いっぱいならレバーはあまり押さなかった
しかし、だんだん空腹感とは関係なく
ラットはレバーを押す作業だけをひたすら行うようになってしまった
この研究の面白いのが
食欲と性欲以外、基本的に興味のないラットでさえ、だんだん刺激反応(意味もなくレバーを押す)になっていったこと
タバコやギャンブルなど
悪い習慣を繰り返してしまう原因がこういった所から炙り出されていく
しかし、同時にこの原理は
良い事(勉強や筋トレなど)を繰り返す習慣化の根本的な理屈になることも忘れてはいけない
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これで論破されないぞ!!