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【2022年5月号】映画感想メモ(クワイエット・プレイス、ロスト・ハイウェイ)

※ 本記事の内容は、あらすじの解説やネタバレを目的としたものではありませんが、感想を述べるため、一部のシーンについて言及することがあります。映画をまだご覧になっていない方は、予めご了承ください。

【1】 クワイエット・プレイス(2018)


近年のホラー映画の中で、特に高い評価を得る本作品。怪物が到着するまでのスピードがあまりに速いことは若干気になりますが、全体的に満足感のある作品です。ほぼ言葉を交わさず、撮影技法と演技によってストーリーが展開されていくことは、この映画の大きな特徴だと思います。主演のエミリー・ブラントさんと、監督&メインキャストの1人であるジョン・クラシンスキーさんが、実の夫婦であることを知り、驚きで一杯です。


【2】 クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021)


上記『クワイエット・プレイス』の続編になります。さて、前作に引き続きテーマの「音を立てることができない世界観」ですが、想像すると結構キツくないですか...。つまり、話す、笑う、音楽を楽しむ、いずれもできないということです。この作品は、「音を発することができる」ことは、日常的に気付きにくいが感謝すべきである、ということを暗に示しているのではないでしょうか。


【3】 ユー・ガット・メール(1998)


「ユーガッタメール!」と聞くと、漫画『SKET DANCE』を思い出すのは、僕だけでしょうか。昨今はマッチングアプリが普及した(日本国内のマッチングアプリを通じた結婚も増加していますよね)ので、最初インターネット上で知り合い、次にリアルで直接会うということが、世間的に一般になりつつあると思いますが、公開当時はどうだったのでしょう。多分、公開当時の潮流次第で、今と受け止め方が全然異なるのではないかと思います。


【4】 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)


数年前大ヒットしたホラー映画ですが、ようやく観れました。僕の記憶では確か、公開当時にTVで、よく本作品のCMが流れていて、ホラー映画が苦手なちびっ子達にとってはかなりトラウマなのではないかと。ただ、実際に観ると、ホラー映画というよりかは、少年少女が悪に立ち向かう青春?アクションストーリーに近いのかなと思います。メインキャストが子供達のみで構成される点は、他のホラー映画と毛色が異なると思います。あと、最初の男の子が可哀想すぎませんか...。


【5】 ロスト・ハイウェイ(1997)


先月に引き続き、デヴィッド・リンチ監督の作品になります。結論を言うと、消化できていないです。正直良く理解できていないです。ラストシーンを迎えた瞬間、「え?」と口に出して言ってしまうほど...。ただ、本来あるべき時系列を分解して、バラバラに並べ変えているのではないかという仮説はあります。このテクニックは非常に勉強になります。僕は映像を撮影する際、先に全体のストーリーを組み立て、それを分解して並べます。しかし、これを意図ありで並び替えることで、難解かつ芸術的な作品を作ることができるのではないかと思います。


最後に


今月後半は特に忙しく、あまり映画を観る時間を確保できませんでした…!今年は映画館で鑑賞したい映画が沢山。来月は映画観るぞ~!


*2022年4月号の記事(チェックお願いします!)



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