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スクーミーで、私が、“自分で考える”クラスをつくる

今回は、スクーミータレントクルー中山優陽さんにインタビューしました!
月刊スクーミーvol.6特別号は記事最後のリンクからご覧いただけます。

月刊スクーミーvol.6特別号

自分自身で試行錯誤できる経験を

 現在の学校教育では、出された課題に対していかに決められた正解に近いかで点数や評価が決まる風潮があります。しかしスクーミーでは自分で課題を見つけ、自分で材料を集めつくり、自分で使うことを尊重しているという点が魅力だと思っています。実際の社会で生きていくのに必要なことは、自分自身で決め試行錯誤できる能力だと思うからです。
 そこに興味を持ってもらうために、“自分で考える”という内容を普段のクラスでも取り入れています。例えばクラスの中でクイズを取り入れるのですが、知識がないとあてずっぽうでしか答えられないものも入れる一方、数問は今までの聞いてきたことを組み合わせることで導きだせるクイズも入れてあるんです。1を学んで1を理解するよりも、論理的に組み合わせたり、頭の中で繋げたりすることで1を学んで10を理解する練習をクラスにも取り入れています。

関心や経済状況に関係なく誰もが飛び込める場所に

 私は、「教育の平等」を自分のひとつのミッションとして掲げています。その点でスクーミーは学校に向けての取り組みを行っていますし、個人の利用者にとって比較的手を出しやすい価格帯から参加できることに共感し、関わることになりました。
 私のような工作もテクノロジーも専門ではない、文系の人間がクルーとしていることはひとつの強みだと思っています。私のスペシャリティである「社会」や「韓国」を用いて、歴史好きの子どもやテクノロジーという分野に興味のない子どもたちと繋がり、認知をより広めていけるのではないでしょうか。私も含めそれぞれのクルーのスペシャリティは、さまざまな種類の授業をつくり、テクノロジーへの障壁をなくすという点で大事な要素だと思っています。
 スクーミーでプログラミングや実際に何かをつくることに挑戦することは、将来エンジニアのような職業に就く人だけでなくどんな人にも、今後活きてくる学びや成長を必ず得ることに繋がります。これからもさまざまな興味や関心をもった人にスクーミーを届けていきたいです。

広い知見を新しいことにチャレンジする力

 これまでスクーミーで多くのお仕事をさせていただいてきた中で、全国のさまざまな世代の人と出会えたことが、最も大きな学びだと思います。普通の学生生活を送っていると、どうしても関わる人は同じ大学の学生や同じ地域に住む人、同世代の人に偏ってしまいます。それが必ずしも悪いということではありませんが、狭い世界で生活していると視野が広がらなくなってしまいますし、知らず知らずのうちに偏見を持ってしまったり、排他的な考え方になってしまったりするかもしれません。しかし、スクーミーには全国の子どもから大人までたくさんの人が関わっているため、スクーミーで働いていると自ずと幅広い繋がりができます。
 そのおかげで、社会にはさまざまな価値観、バックグラウンドを持つ人がいて、自分が今まで想像もしなかったことを仕事や趣味にされているような方もたくさんいることを実感できました。それによって自分の知見も広まりましたし、新しく出会った人と話したり、新しい環境に飛び込むことに、以前よりも抵抗がなくなったと思います。

プロフィール
中山 優陽

「ユウヒー」という呼び名で親しまれる。
スペシャリティは大学でも専攻している「韓国をはじめとした国際関係」
子どもたちに「自分で予想する・考える」力を身につけてもらうことを目標にクラスを展開する。

月刊スクーミーvol.6特別号


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