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「一緒につくる」楽しさの先にあるもの


今回は、スクーミータレントクルー松本千花さんにインタビューしました!
月刊スクーミーvol.5は記事最後のリンクからご覧いただけます。

月刊スクーミーvol.5

スクーミーが最も大切にしていること

 スクーミーが最も大切にしていることは「世界観」です。「世界観」には、人を夢中にさせ、その世界にのめり込ませる(ダイブさせる)力があると考えています。それを最も体現しているものが、「フェスタ」です。その名の通り「お祭り」のような多様なエリアが設けられ、スクーミーをすでに知っている人にも初めて知る人にも、スクーミーの世界観にどっぷりダイブしてもらうべく企画をしています。 
 フェスタは、普段クラスを行っている「スクーミーワールド」というオンラインの仮想世界とリアルな現実世界の同時開催で行われます。オンラインの世界は、時間や場所の縛りがなく魅力的ですが、オフラインならではの良さももちろんあって、例えば参加者がふと思いついた「つくりたい!」を誰かの力を借りながら協働して、その場で形にすることができたり。自分の意見がすぐ形になる経験もスクーミーの世界観に欠かせない大切なものの1つです。特に、フェスタでは、子どもたちの身近なものにテーマを置くことを意識しています。その方が子どもが自ら興味を持ちやすいし、より実践的な学びにつながると考えているからです。スクーミーと出会うまでは明確な目的はなかったけれど、スクーミーの世界観にダイブする中で、やってみたいことや関心ごとが見つかったという子も多くいます。

それぞれのスペシャリティを大事にすること

 私は普段、「チカ隊長の放課後探検隊」というスクーミーボードを使った身の回りの調査と工作をテーマにしたクラスを行っています。私の場合は「工作」、他にもリク先生は「社会科見学」などというように、クルーそれぞれが、 「スペシャリティ(自分の得意や特性)」を掲げてクラスを行っています。フェスタでは、クルーだけでなく、スクーマーズ(スクーミーワールドにダイブしている人たち)も一緒に準備やブースづくりを行います。当日までの過程で、関わってくれたスクーマーズのスペシャリティを垣間見れることが、私たちクルーにとって、楽しみの1つです。
 また、フェスタのような発表の場では、自分のスペシャリティを全開にして自由に表現することができます。そのため、クルーは発表に向けて、スクーマーズ一人ひとりのその大切な部分をできるだけ引き出すことに注力しています。

1つだけではないゴールに向かって、みんなで

 先日名古屋にて「光る貯金箱をつくろう」というフェスタが開催されました。光らせ方は自由に考えてつくってもらったのですが、思考回路や完成したものにそれぞれ違いが出てとてもおもしろかったです。同じこと1つをとっても、その子たちの好きや思いを細かく具現化できる。これこそがスクーミーの提供している価値なのだと、強く感じた瞬間でもありました。
 個々が持つスペシャリティを大切に、1つだけではないゴールに向かってみんなで試行錯誤することの楽しさをスクーミーフェスタは教えてくれます。そんな素敵な世界観へ、もっと多くの子どもに参加してもらいたいですし、企業や大人もさらに巻き込んでいきたいと思っています。スクーミーボードで遊び込んだ先に、どんな楽しい世界があるかを伝えることのできる良い機会だと考えているからです。
 もっとワクワクする世界への探検を、これからもしていきたいですね。みんなで!

プロフィール
松本 千花

「チカ隊長の放課後探検隊」の「チカ隊長」という呼び名で親しまれれる。
スペシャリティは「工作」
子どもたちの「いいこと考えた」という発想力と表現力を大切にクラスを展開する。

月刊スクーミーvol.5


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