スクーミーボードの特徴を活かした「ティンカリング」が結構いい感じだった話
TINKERING(ティンカリング)とは
「ティンカリング」とは、家財道具を修理してまわった流しの修理屋(ティンカー)を語源に持つ言葉で、さまざまな素材や道具、機械を「いじくりまわす」ことで、デザインセンスや問題解決の力を高めることができる手法として近年注目されているそうです。『つくることで学ぶ』ということを押し出しているスクーミーにとってこれほど最適な言葉はないということで最近覚えました。っていうか教えてもらいました。どんどん使っていきたいと思います。
スクーミーボード×ティンカリングの様子
さて、では、スクーミーボードでなにをしたかというと、たくさんのセンサーをブロックプログラミング・テキストプログラミング問わず動かしてみることを行いました。そしてまずは、動かしてみる感じです。
プログラミングする前にセンサーをどこに仕掛けるかたくらんだり、どんなことができるのか遊んでました。
そしたら、動き変えてみる?って流れになり、15種類のセンサーを動かしてみます。
15種類は、
距離センサー
明るさセンサー
スイッチ
振動センサー
磁気センサー
圧力センサー
音センサー
温度センサー
水温センサー
LED
フルカラーLED
スピーカー
振動モーター
360モーター
7SEG
回路を組む必要もないし、鰐口クリップの繋ぎ方も考えなくていい。刺すだけ。最近、ブロックでも距離センサー・光センサー・スイッチ以外も使えるようになったので、サクサクいろんなセンサーを使っていました。圧力センサー・距離センサー・振動センサーで全部の条件が揃ったらマックのポテトが上がる音が鳴るみたいなものを作っていました。入り口にセンサーを設置してたチームも長さの調整をプログラミングで行っていました。
インターフェース的にゲームをつくることもできないし、なにをつくるかっていうのはすぐ出ませんでしたね。ティンカリングだったので、こちらもなにも言わず見守っていました。ただ開始から、40分くらい経った段階で、部屋の入り口にセンサーを付けて、さっきまでの開けたらただ光る・音がなるではなく、開けっぱなしを防ぐような仕組みをどうするか考え始めたり、階段にセンサーを付けようとしたりと少しづついろいろなことが出てきました。
電子音の作成にこだわってたり、明るさセンサーでいろいろな形で手をかざしてどう数字が変わるかみたいなのをやっていたり、見てて面白かったです。
プログラミングも、ブロックでのプログラミングが多いと思ったらそうでもなく、テキストを使っていたり様々でした。面白かったのが、スクーミーブロックは、ブロックで作ってスクーミーボードに書き込む時テキストが出てくるのですが、2回目以降の変更は、テキストの方を変更していたりと、新しい特徴も発見できました。
最近だとどんなことができるのか?を深く考えるスクーミーデザインシート(ジャムシート)もある程度完成してきましたが、いきなりこれではなく、最初は「ドアの開けっぱなし」「人が通った」とか簡単でイメージできるものに、スクーミーボードでより楽しい仕組みにできるのかを考えた方がいいのかなと思う。
そこからやはりセンサーを複数使うときや、センサーを複数のエリアで反応させるときとかを、どう行うかもう少し簡単にレクチャーできる教材を用意したいですね。
ティンカリングから見えたスクーミーの特徴
特徴としては
・元々全部のセンサーに対応したプログラムを用意しておけば電池を入れて何かさせばすぐ動き出す状態を作っておける。この状態でいろいろ遊べる。
・いろんなセンサーを簡単に、そして複数個同時に使うことができるから、いろいろな動きを試すことができる。
・電池で動くからプログラミングをいれたあと玄関やここに設置したいと考える場所に設置しやすい。
・テキストでもブロックでもプログラミングができるし、両方同時に行うこともできる。
という感じで、やはりティンカリングには向いているんじゃないかと思いました。
思ったこと
今まで基本セットは、センサー4つでしたが、やはり、基本のセットに初めからセンサー10個くらい入れておこうと思います。「そんな使いません」って場合は、その段階でスクーミーボードの特徴を理解していな訳だから使わなければいいし、「まずは触ってみたいだけなのに・・」とかって場合はレンタルで済ませて貰えばいいし、センサーを買ってもらうビジネスモデルを!みたいものもあるかもだけと違うモデルを考えていきたい。
ティンカリングからほんと自然な流れでどんな仕組みを作って楽しくさせるかを考えることのできる授業でした。
そしてティンカリングとかのテーマにあったイラストをさくっと作ってしまうのも特徴なのかもしれない。
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