新機能『スクーミーマップ』により、リアルタイムで情報を伝えることができるようになった話
こちらのサービスは、現在、スクーミー災害対策モードでの利用を推奨しています。土砂崩れで通れなかったところ、河川の氾濫、現状を知らせるという点で最高の機能ですので活用してください。
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※活用していただくためには、アカウントの取得が必要です。(無料)
スクーミーに新しい機能「スクーミーマップ」が搭載されました。これは、誰でも簡単に地図アプリを作ることができるというものです。
機能としては、
・自分の趣味として1人で使う地図を作る
・フィールドワークや情報を特定するチームメンバーと一緒に地図を作る
・地図情報をオープンにし不特定多数の人と地図を作る
という3つのタイプでの地図を作ることできます。
利用場面① 〜自分に最適な地図、それはもしかしたら他の人にも〜
自分の趣味で作った地図は、他の人にも影響を与える可能性があります。『武田信玄のゆかりの地』『ゆるキャンの登場シーン』などなど、自分の趣味や誰かのためになる地図を作成することができます。
利用場面② 〜災害時〜
例えば災害時、このエリアはこうなっているとかの情報共有。点検時、そのものの状態の共有など、多くの場面で使うことができます。
道路が倒木や土砂崩れの影響で通れない場合、そういった情報を地図データで写真を添付し共有することもできます。
今は、市民が市町村にへ連絡し、職員が現地に行って状況を確認してから、市役所に戻って業者を手配するという流れも、このスクーミーマップを活用することで、現地へ行かずともまず投稿した市民から聞くことができたり、10秒程度の動画も投稿することができるので現状を把握することができると思います。これにより現地へ行くことが完全になくなるわけではないと思いますが、災害の影響をより多くの方にわかりやすい形で届けることができます。
ポイントは、『やろうとしていることの結果は変わらない』ということです。どんな結果であれ、最終的には、倒木をなんとかして道路を通れるようにしたいことだと思います。ICTを使っても結果としては、同じことです。ただ今まで行っていたことに、ICTツールをうまく活用することで、時間短縮やさらなる効果を出すことができます。
利用場面③ 〜地域を知る(フィールドワーク時)〜
活用できるポイント2つ目として、フィールドワークです。歩いて、その場所を写真撮って、人の話聞いて、メモして、教室に戻ってきて写真をプリントアウトして、模造紙に貼って、という作業は、イメージがつくのではないでしょうか?
もちろん、模造紙にみんなで書いていく・貼っていくという作業というのは、ザ・勉強みたいな感じで、みんな好きですよね。とても大事なことだと思っています。
スクーミーマップでは、それをスマホ1台で完結させます。
1)写真をとる(場合によっては動画をとる)
2)メモをする
3)投稿する
4)その写真の位置が地図にマッピングされる
5)クラウドに共有され、エクセルにデータが保存される
そのあと、教室に戻ってきて、PC画面をプロジェクタで写してみんなで見ながら、共同編集モードにして、スマホで追記し、必要であればその情報を模造紙に書いていく。
今までその場所の住所を知るのもの地図よりも、スマホだったと思います。で、メモはなんか専用の紙か、スマホのメモ機能。このスクーミーマップでは、写真の共有・メモの共有が即できます。そんな機能です。
ここまでフィールドワークを簡単にさらっと行うことができれば、もう少しこういった時間をとることが増えて、結局、地域を知る機会が増えるのではないでしょうか。そしてこれは、その地域専用の防災マップアプリをつくることなどにもつながってきます。つまり、自分たちで使うデータを自分たちでつくることができるのです。そしてこれは、自分たちで自分たちの地域を守っていくにもつながります。
なんのためにフィールドワークをするのかと考えた時、大きな地図に写真とか付箋とかが貼ってあるものをつくることが目的ではないです。フィールドワークを行ってできた情報がデジタルデータとして共有されているものになっていれば、この地域に引っ越してきたばっかで何も知らない人支えになることだってできます。引っ越してきた、次の日に災害が起こることだってありえない話ではありません。その地域で使う仕組みをその地域でつくりあげるということは、とても大切なことです。
日常になる
同時に普段使っているものが緊急時に役に立つということ状態を作り出していかないとと考えています。Twitterでは最新ニュースをテレビや新聞などよりも高速にアップデートします。インスタグラムやフェイスブックでの安否確認、LINEでのコミュニケーション。しかし地図というものは意外にありません。スクーミーは学びのプラットフォームです。その普段学んでいるツールが緊急時に役に立つことのできるツールになることが大切だと考えています。地図だけではなくアプリを簡単に作ることのできるサービスですので、必要なところに最適なアプリケーションを届けることもスクーミーだと可能です。これが、先日公開した「災害対策モード」です。詳細はこちらから
安易に、アップロードした場所を地図情報にするという単純な仕組みですが、創ることのできる未来があります。ICTを知ることで、地域を知ることができる。スクーミー誰にでもやさしいICTを目指します。