これからの社会を生きていく子どもたちを育てる教育とは?
STEAMS教育が今の教育に求められている理由
「STEAMS」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)、Art(芸術、リベラルアーツ)、Sports(スポーツ)の頭文字を取ったものです。ArtやSportsを含まない「STEM」、Sportsだけを含まない「STEAM」など、さまざまな呼び方がありますが、要するに文理融合や教科の枠組みにとらわれない横断的な学びを指しています。
日常生活の中では、文系の内容だから、理系の内容だからといって仕事や生活をとらえていないと思います。学校では便宜的に教科の学びを分けていますが、学びや学問というのは実際には横断しています。世の中がますます複雑になり、多様な課題が生じている中、文理融合や教科の枠組みにとらわれない横断的な学びがこれまで以上に求められています。そこで、STEAMS教育といった考え方が注目されているのです。
STEAM教育におけるスクーミーでの学びの意義
STEAMS教育においては、問題解決型学習や探求的な学びが重要視されています。学びの中で、課題を設定し、情報を収集し、整理・分析し、まとめや表現をするというサイクルを回すことが肝要です。この点で、スクーミーがあることで、単なる机上の空論に終わらないといった利点があります。以前は、「こんなものがあったらいいな」というアイデアの発表で終わりだったものが、スクーミーを活用すると実際に形にすることができ、世の中に役立つものを作ることができます。STEAMS教育の流れに非常にマッチしていると思います。
また、スクーミーは操作が簡単であり、「課題を見つけること」や「課題の解決に向けて情報を集めること」といったプロセスに力を注ぐことができる点が魅力的です。さらに、現在では実社会とのつながりを持った学び、「オーセンティックな学び」が重要視されています。このような点からも、身の回りの課題を取り上げて解決することを目指すスクーミーと相性が良いのではないかと考えます。
スクーミーを活用した事例として、スマート農業や防犯教育、金銭教育など、さまざまな場面での活用が報告されていて、STEAMS教育の中で多様な可能性を見出すことができます。スクーミーを活用することで、子どもたちはより実践的な学びを体験し、現実社会の課題に取り組むことができるでしょう。これにより、彼らの創造性や問題解決能力が育まれ、将来の社会で活躍するための準備ができるのです。
スクーミーを活用することで、単なる理論的な学びに留まらず、実践的なスキルの習得や社会的な意識の育成を促進することができる点において、STEAMS教育の可能性をさらに広めてくれるものと期待しています。
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