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「ケイコとマナブ」サービス終了で困っているスクール経営者へ!web集客法

小さなスクールほど、コンテンツマーケティングは、しのごのいわず、さっさとはじめるべきです。

書ける人間がいないとか、書く時間がないとかは問題ではありません。
お客様に正しい情報を届けたいかどうか、それだけが判断基準です。

今回のノートでは、いまだに、「コンテンツマーケティング?」「意味あんの?」「お金、かかるの?」とか言ってる呑気な経営者や、「やりたいけど時間と人が…」とかいい訳ばかりの経営者とか。
そういう方に、ウチの事例を基に、コンテンツマーケティングについて、やるべきこととやってはいけないことをお伝えします。

心配のたねをへらす『のんきな経営』の助けになればと思います。

ポータルサイト頼りは、思考停止と同じ

note界隈の人は、ITリテラシーやマーケティング感度も高くて、いまさら感があるかもしれないコンテンツマーケティング。

でもね、小さなスクールやジムなどはほぼ無策。公式サイトさえスマホ対応にしていないスクールも、まだまだ多いくらいです。

いまだにポータルサイト頼り、なわけ。

でも、スクールであれば「ケイコとマナブ」の雑誌版は2016年4月に廃刊。そして、web版も2020年1月31日を持ってサービス終了。

ということは、早晩gooschoolとも終わるでしょう。

つまり、ポータルサイト頼りの集客は、できなくなるわけです。

個人的な話、2010年くらいから相当サービス内容はイケテなかったし、webの資料請求に対する課金モデルは、ほぼぼったくり。

ウチの会社は、2016年ですべての有料サービスをやめましたが……それでも、遅い決断だったかなと。

ちなみに、権勢を誇る「ぐるなび」や「ホットペッパービューティー」ももって5年。
感度のいい経営者ならわかるよね?

だからリクルート系のサービスなんかにムダ金払ってないで、自力で集客する術を持つべきです。
組織の規模が小さかろうと。いや、小さいからこそ!

で、何をすればいいのかというと、コンテンツマーケティングなわけ。お金、かからないし。

コンテンツマーケティングとは……
ユーザーにとって価値のある有益なコンテンツでWebサイトへ呼び込んでファン化し、問い合わせや商品購入などの行動へとつなげるマーケティング施策のこと

コンテンツマーケティングのやり方は、バス部ってサイトを参考にすればOK。どの記事が参考になるかも紹介します。
ただ、その前に取組むべき根拠を伝えさせて下さい!

ウチの会社のコンテンツマーケティングの成果

ウチの会社は、2017年4月にスマホ対応も兼ねて公式サイトをリニューアル。
この時点でコンテンツマーケティングに対応できるように、サイト構成も考えました。

ちなみに、費用はページ数もそこそこの規模なので、ディレクション費+デザイン費で、120万円。コーティングとCMS構築で80万円。
計200万円くらい。

で、200万円をしっかり公式サイトで回収しなければダメ。もちろん、広告収入とかはありません。
つまり、集客し、入会までをリニューアル前以上に増やさなきゃいけない。
そこで行き着いたコンテンツマーケティング。

アナリティクスで流入数を比較

まず、ページビュー数で比較してみると…

ブルーが、2017年の1年間のPV数。
オレンジが、2016年の1年間のPV数。

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リニューアルの効果は、まだそこまでありません。ただやはり、スマホ対応したことで、全体的PV数は伸びてます。

つぎに、ブルーが、2018年の1年間のPV数。
オレンジが、2017年の1年間のPV数。

画像2

2017年の9月くらいからコンテンツマーケティングに力を注いできました。その結果、2017年後半からジワジワと流入数が伸びています。
各ページが検索上位に入り、そこからの流入が増えました。

ちなみに、下の図が新規流入数の比較。2018年はPVボリュームと共に、新規の流入数も増えています。

画像3

流入は増えた。コンバージョンは?

流入は、順調に増えました。
大切なのは、コンバージョンが増えたかどうか。結論、増えました。正直驚くほど増えました。

画像4

コンバージョンデータを取り始めたのが、リニューアル後からなので、
ブルーが、2018年5月1日‐2019年4月30日
オレンジが、2017年5月1日‐2018年4月30日
での比較ですが、上記のようになっています。

コンバージョン数は、
ブルーの期間が  4160
オレンジの期間が 3119

1000近くコンバージョンが上がってます。

単純に、1件あたり10,000円の売上だとして、前年比で1千万円の差が生まれています。200万の投資なんて、速効回収できてしまいます。

新規流入者が増えることが見込めれば、やることは3つ。
・コンバージョンまでの導線最適化
・新規増を前提にした広告施策
・スモールステップ(=体験)からの確実な申込み施策→これについては、下記参考に。

経営的に見ても、コンテンツマーケティングをやらない手はないんです!

でも、それ以上に早くやるべき理由があります。

コンテンツマーケティングは、未来のお客様のためのやるべき仕事

コンテンツマーケティングをやって、実感したことがあります。

①いままで届けるべき人に、正しく情報を届けられていなかった

コンテンツマーケティングをすると流入が増え、コンバージョンも増えます。それだけ、潜在的にウチのサービスを必要としていた人がいたということです。

ですが、その人たちは、僕がコンテンツマーケティングをやっていなかったせいで正しい情報に辿りつけずにいたわけです。

心からごめんなさい。

ホント、そう思いました。

②正しくない情報を野放しにしていた

サイトを検索すればわかりますが、検索結果は玉石混交です。いかにGoogle先生が頑張っても、1ページ目の上位3つに正しい情報があるとは限りません。

スクール系であれば、いわゆる「なるには?」系「とは?」系のコンテンツがたくさんあります。

でも、

「いやいや、それ違うっしょ!」
「この記事、いっちょ噛みの人間が書いたよな」

という内容、多くないですか?

僕はまず、そう言ったニセモノの情報を駆逐しなきゃと思いました。だって、自分のお客様に対して、害になりますもの。

スクールの使命の一つに、より良い学びの体験をお客様にして頂く、というのがあると思います。であれば、正しい情報を届けるというのも、使命のはずです。

だったら、サイト内にあるノイズを取りのぞく

これ、あなたがやらなきゃいけないことですよ。

ボクがコンテンツマーケティングをやろうと思ったとき、集客よりもニセモノの駆逐が大きなモチベーションでした。それくらい当時の検索内容はひどかった。

で、こういう思いのスクール経営者の方って多いはずだし、そういう思いがあるなら行動しようよ!と思うのです。

市場のクオリティを守るのも、経営者のつとめです。

だから、はよ、
コンテンツマーケティングはじめなはれ!

2020年4月追記 コンテンツマーケティング含め、コロナ禍でも既存のお客様を手放さない方法を紹介してます。特に難しく考えがちなオンラインの扱い方は是非参考にしてください!

コンテンツマーケティングは、業者に頼んじゃダメ!

ここ、すっごい大切。
コンテンツマーケティングは、絶対に業者に頼んではダメ。絶対ダメ。

なぜか?答えはシンプル。

業者は、あなたのスクールが扱う内容について、単なる素人だから。
どんなに丁寧な打合せしても、素人は素人。有益な記事なんて、書けやしません。

だって彼ら、あなたのスクールのコンテンツを作るために、他のサイト記事を読んで書くんだから。笑
コントか、不条理劇の世界よ、もう。

なぜ、わかるかというと、恥ずかしながら……一度リニューアル前に業者に頼んだことがあるのです。そしたらもう、目も当てられない内容で、結局すべて自分で書き直しました。

だから、声を大にしていいたい!
業者頼みは絶対にダメ!

確かに業者に頼むと、検索上位に記事は表示されるかもしれない。

でも!

「この記事、いっちょ噛みの人間が書いたよな」
という内容の記事が、

あなたの会社名で、

検索上位に表示され、

多くの人に届けれる。

そんなの恥でしかないよ。

厳選!バズ部さんのおススメ記事5つ。

で、ボクが自力でやるために参考にしたのが、バス部さんの記事。めっちゃ、役に立ちます!

なので、自力でバス部さんの記事を読み進めればいいのです。業者の力なんて借りず、お金も使わず、地道にコツコツとやればいいのです。
このノートにさえ、お金払うことありません。

はい。バズ部さんのリンクです。

でも、結構な数あるし、何から読んで、どこまで参考にすればいいかわからない…というか、めんどいという方向けに、ボクが参考にして、かつ実行した記事を紹介します。

もう、これだけ読んで実行すれば、ボクの会社くらいの成果は出せるよ。余裕で。
ボクは、これから紹介する記事だけを読んで、コンテンツを作っては読み返し、作っては読み返しながら実践しただけですもん。

コンテンツマーケティングの『基本』と『姿勢』を頭にたたき込ためにも、この2記事は必ず読むべし!

まずコンテンツマーケティングの全体象を掴むためにも、2つの記事をおススメします。

『SEOコンテンツの作り方』『SEOとは検索ユーザーに120%の価値と満足を提供すること』です。

コンテンツマーケティングの記事と、いわゆる日記的なブログ記事とは全く性質が異なります。
なので、コンテンツマーケティングとはなんぞや、というものをちゃんと押さえておくためにも是非、読んでください。

ちなみに、私が一番参考になったのは、
「コンテンツ内では、自社サービスの自慢をしないこと」ということ。

思わず、したくなっちゃいますからね。でもダメなんです。その理由ももちろん書いてあります。コンテンツマーケティングの基本と姿勢を頭にたたき込ためにも、この2つは必ず読んでくださいね。

『SEOコンテンツの作り方』

『SEOとは検索ユーザーに120%の価値と満足を提供すること』

上の二つの記事を読んで「なるほどなぁ」と思ったら、その根拠となる『検索エンジンの仕組み』もあわせて読むといいかも。
短いので読みやすいですし、納得感も増すと思います。とはいえ、時間がなければ読まなくてもいいと思います。

『検索エンジンの仕組み』
https://bazubu.com/how-search-engine-work-18156.html

「どんな記事を書けばいいの?」と思ったら読むべきは、この記事

まず、「どんな内容の記事を書こうか」と悩むと思いますが、それはあなたが書きたいことではなく、お客様が知りたいことを考えればいいだけ
なので、下の記事を読んで、どんなコンテンツを作ればいいかを考えてみてください。

コンテンツを考えるのができない!苦手!という方は、メッセージください。
有料でよければ、ご相談にのりますので。

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今回も読んでいただき、ホント嬉しいです。SNSへシェアしていただくのも励みになります。ご希望の方には、直接やり方を支援します。これからもよろしくお願いします。