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森永卓郎が称賛した楽しい日本とは
森永卓郎さんの最後のラジオ出演を聞いた。
経済アナリストが石破演説の「楽しい日本」を称賛した
いよいよ風の時代が始動したと思った
経済を分析してきた森永さんが
最後に発したのは「楽しい」の重要性だった
正直、驚いた
いろいろなことが頭をよぎった
ロボット工学の権威の多くが晩年、宗教に傾倒すること
スティーブ・ジョブズが禅に興味を持っていたこと
森永さんは経済を極めた人である。
最後に発するのは実務的な言葉でしかるべきだった
それが、漠然とした精神論で人生を締めくくったことに
とてつもなく意味があると思っている
石破演説の「楽しい日本」には批判が多いという
「楽しい日本だぁ? なにを脳天気な!」
「小学生の作文じゃねえんだ!」
「寝ぼけたことを言ってるんじゃねえよ」
「あぁ、のんきだねえ」
楽しい日本よりも強い日本だろ!
という意見は至極まっとうだ。
まっとうすぎて、お前こそ小学生の作文だろ!
と言いたい。
低迷している経済を強化する「強い日本」
国際的な発言力を回復する「強い日本」
隣国がせめてきたら返り討ちにする「強い日本」
そして、災害に「強い日本」
そんなのは誰でもわかってる
「楽しい」はそれらを全部網羅したうえでさらに上をいく
最上級の国づくりだ
将来が不安だったら楽しくない
人々がいがみあったら楽しくない
ひもじかったら楽しくない
夢が持てなかったら楽しくない
やりたいことがなれなかったら楽しくはない
「楽しい」は
決してサザエさん的な一家団欒だけをイメージしたものではない
(ただし「楽しい日本」には観光立国、インバウンド誘致という
意味が含まれているかもしれないな、とは思う)
それはさておき
2024年ごろから「風の時代」という言葉をよく聞くようになった
それまでは「土の時代」だったのだそうだ
言葉の発祥は何か知らない。古代の暦から来ているものなのか
偉大な予言者の言葉によるものなのか、
はたまた占い協会みたいなのが決めたのか
ともかく
「土の時代」は物質主義の時代だったそうだ
土の中から掘り出した、金や石油や鉄の時代
目に見えるものに価値をおく時代
対して「風の時代」は見えないものの時代
心、気持ち、感動、共感、共鳴、命、
そういう数値化できないものに価値をおく時代
(数値化できないということは比較できないということ。
他人と比べない時代とも言えるかもしれない)
「楽しい日本」をとなえた石破さんが
「風の時代」を意識したかはわからないが
「楽しい日本」と「風の時代」は方向性が一致している
そして、経済アナリストとして「土の時代」を先導してきた森永さんが
「楽しい日本」を称賛したことも
「風の時代」の本格的な到来を感じさせた
さて、楽しい日本が始まるのか?
楽しけりゃいいなあ