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【読書感想文】リアル脱出ゲームノベル The Only 1

'24.12.25読了
著者:稲村祐汰
出版:SCRAP出版
紹介ページ(SCRAP出版):

リアル脱出ゲームを開催しているSCRAPから出されている、リアル脱出ゲームノベルです。
以前、リアル脱出ゲームノベルの『Four Eyes』を読み、面白かったので今回も購入しました。

基本的に私は良い所しか言葉にしません。批判や非難、自分の中の不満点など、それらは言葉にしても誰かを傷つけるだけのことが多いからです。
ですが、今回は少し言葉にして出して置きたいと思います。
私自身のためでもありますし、これから購入を考えている人のためになってくれたらと思います。
品のない行動ではありますが、偶の事ですのでお目汚しをば。

色々思う所、考える所はありますが、もし購入を希望している方は既に読んでいる人に感想を聞いた上で2000円+税を払うかどうかをしっかりと考えて、購入してください。

利権やお金、人員が複雑に絡み合う現代社会では立ち止まれなくなることも多いかと思います。
人と人との信頼関係や期待、困惑色々とあったことでしょう。
帯には「小説史上初となる衝撃のラスト1ページができてしまいました。」とあります。
確かに、衝撃的なラスト1ページでした。でもその前の最終章から私は衝撃的過ぎて自分を疑い、値段を疑いました。
26ページに渡る困惑です。

色々なことがあった中で大いなる決断をされたのかと思います。
大きな困難の前で決断をする方に大いなる尊敬を向けたいと思います。

ただ、今後リアル脱出ゲームノベルを購入するかどうかは迷います。
販売者と購入者には信頼があります。お金を出せばその値段にそぐうものが手に入ると言う関係です。
それの橋渡しは「お金」です。
販売者・出版側と作者との間には信頼関係がなくてはいけません。原稿と報酬ですね。
販売者・出版側と作者の間に信頼関係がないものを販売して、販売者と購入者の信頼関係が維持できるのでしょうか?
私は甚だ疑問です。

趣味だとしても物語を書く端くれとして、私はこの物語が可哀そうでなりません。

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