【読書感想文】また、同じ夢を見ていた
'25.1.4読了
著 者:住野よる
出版社:双葉社
紹介ページ(双葉社):
2023年の母校の大学祭で購入しました。
一年以上積本してしまったいたので、折角のお正月休みなので一気に読んでしまおうと思いました。
年始一番に読んだ本がこんなに瑞々しくて美しい物語で良かったです。
どこまでも優しくて、強くて、大事にしたくなる主人公とその特別な友人達のお話でした。
俗っぽい言い方になりますが、タイトル回収が素敵でした。
最後の方に『また、同じ夢を見ていた。』という文が出たときには、遂に来たか!という高揚を感じつつ、それまでの切なさと相まって読み進める手が止まりませんでした。
全然お話にも関係ないのですが、読み終わってふと「イルマーレ」という映画を思い出しました。
「イルマーレ」は邦題で本来のタイトルは「The Lake House」です。
この映画は元々あった韓国映画をアメリカでリメイクしたものなのです。
もしかしたら主人公の友人達もイルマーレのようにこれから育っていく主人公に心を砕いていたのかもしれないとぼんやりと考えてしまうのでした。
重ねてになりますが今年最初の本がこの本で良かったです。
また、一年色々は本を読んでいきたいと思います。