彼のある一言から始まった。
高校生の頃から、新商品を作りたいという気持ちがあったが、無理だろうなと諦めていたけれど、チャンスは突然やってきた。
「僕が持っているアフリカ布をあげるから、あなたが今売っているカードケースの形のものをアフリカ布で作ってみない?僕それを売ってあげるよ。」
ドイツに住んでいた時に現地で友達を作らないで日本に来てしまったことに後悔があったから、
日本以外に友達が欲しい。
そう思って、大学に入って始めた留学生のチューターをやっていた時に友達になった国の大使館のブースと隣になって話しかけたというほんの些細なきっかけから、始まったハンドメイド生活。
自分の気持ちに素直になって、気づいたらやってみたい!と言っていた当時の自分を褒め称えたい。
アフリカ布を初めて手にして、自分で作ってみた時、作れば作るほどいろんなステキなデザインのアフリカ布があることを知り、こういうデザインの布で作ってみたい、この色いいな、とだんだん興味が湧いてきて、愛着が湧いてきて、気づいたら好きになっていた。
だから、僕が作る商品は最初はアフリカ布が多いと思うけれど、アフリカ布以外にもいろんな国のいろんな材料で作ってみたい。そう思う。
彼からの一言がなかったら、アフリカ布で何か作ろうとか思わなかったと思うし、
自分で売りたいなんて考えなかった思うし、
好きなものの一つにならなかったと思うから感謝している。
時に流されてみる。自分のやりたいに素直になって寄りかかってみる。そうすると、想像してなかったところへ辿り着いているかもしれない。それを楽しめる人でありたい。
今日の布
今日から、今日の布のコーナー作ろうかな。
今日の布は、この落花生柄のアフリカ布。
お気に入りの布の一つ!