宇沢弘文博士没後10年の「追悼寄付(Memorial Donations)」について
京都はようやく秋らしくなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は、京都大学人と社会の未来研究院 社会的共通資本と未来寄附研究部門からの小さなお知らせです。
私たちは、鳥取県米子市出身の経済学者、宇沢弘文博士が提唱した社会的共通資本(Social Common Capital)を未来に活かすための研究や発信を行っている研究部門です。
宇沢博士は、経済成長に関する数理的な研究で世界的な業績を残したのみならず、公害、格差、地球温暖化などの深刻な問題、水俣病や成田空港問題といった現場にも立ち向かった稀有な研究者でした。
また、教育者としても、日米で多くの優れた研究者や市民を育てたことが知られています。
宇沢博士の執筆された数々の書籍は様々な言語に翻訳され、真にゆたかな社会を目指す人々を、いまも励まし続けています。
今年は、宇沢博士が2014年に東京で亡くなられてから10年の節目の年です。
当部門では、宇沢博士の功績を讃えるささやかな営みとして、宇沢博士の思い出に寄せてのご寄付を受け入れた際には、その方からのメッセージを、本noteで随時公開させていただきます。
(noteには、いくつかのメッセージをまとめての掲載になることがあります。2025年9月末までにお申し込みのあったご寄付まで継続します)
このように、故人の功績を記念してのご寄付、故人の思い出に寄せてのご寄付は、Memorial Donationsと呼ばれることがあります。
日本語では、追悼寄付や記念寄付という単語が訳語としてふさわしいと考えています。
ご寄付の際には、下記フォームの「通信欄」に、「社会的共通資本と未来:追悼寄付」とご記載ください。
「通信欄」には、上記の記載に加えて、宇沢博士を偲ぶメッセージを書き込んでいただければ幸いです。もし、メッセージのnoteでの公開を希望されない場合は、その旨をご記入ください。
https://payment.kikin.kyoto-u.ac.jp/kyoto-u/entry.php?purposeCode=447000
皆様から寄せられた追悼寄付(Memorial Donations)は、社会的共通資本の理論を発展させ、宇沢博士が目指した「真にゆたかな社会」を実現するために、大切に活用させていただきます。
当部門は宇沢博士の理論を受け継ぐ研究を行っている京都大学の組織ですが、他にも宇沢博士ゆかりの大学が国内にも複数あります。
ご承諾いただけた大学についてはリンクを掲載しておりますので、それぞれの大学にゆかりのある方は、下記の大学への追悼寄付もご検討いただければ幸いです。
※宇沢博士は、1962年に『レオン・ワルラスの一般均衡理論に関する諸研究』という論文で東北大学から経済学博士を取得されています。この博士号の主査は、当時、東北大学経済学部に在籍していた安井琢磨教授です。安井教授は日本における近代経済学の祖とも言われています。宇沢博士は安井教授に対して、この論文の正当な評価を託したい、との想いをお持ちであったことが推測されます。