このnote記事に共感します!登場人物は作者に語りかけるのです
以下の記事に共感します!
小説や映画に興味を持ち、まがりなりにも芸大で創作系の四年制を卒業している私。はい、この感覚は、わかります!
うまくいってるとき、自分の描いている作品の中の登場人物が、作者のコントロールを離れて勝手に動き出すような感覚があります!それは怖い瞬間でもありつつ、一度味わうと、やめられなくなる感覚。
これは私が二十世紀最大の思想家と絶賛するロシアのバフチンが『作者と登場人物』というテーマで語っていた感覚にもつながる。作者は登場人物を自分の思うようにコントロールするのではなく、登場人物たちの個性を認め(自分が創作した登場人物の人権保護?!)、彼らと対等に対話をしながら、ドラマの中で動いてもらわねばならない。
このバフチンの思想は突飛なことを言っているようで、実は多少なりとも創作活動に熱中したことのある人なら感覚的にわかる話と思います。そして安心もする。
そうか、登場人物たちをカタにはめようとせず、彼らに自由に個性を発揮して貰えばいいのか。威圧的にコントロールするのではなく、コミュニケーションをもって役者一人一人の潜在能力を引き出す熟練の映画監督みたいに。