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ウワアアアア!私は父親としてどうすればいいんだ?!小学生の娘が「三国志ってなぁに?」と聞いてきたw
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落ち着け、私。
それにしても、
小学生の女の子から「三国志ってなぁに」と聞かれるとこれほどの迷いが生じるとは驚きである。
だって、
そうでしょう?
いきなり『三國無双』とかを紹介しちゃったら、入り口として小学生にはどうかと思うし(「入門」としてみると『三國無双』の世界はあまりに突飛すぎるという意味であり、別に『三國無双』を悪いとは思ってませんので、念のため、、、)、
かといって、
小学生の女の子にコーエーの歴史シミュレーションゲームを見せてもしゃあない。
私個人としては、
自分の読書好き、ということと重ねた本音を言えば、ぜひぜひ羅貫中の『三国志演義』日本語訳にいきなり読み耽って、古典文学としての三国志世界に入ってきてほしいものだがw
さすがにそれは小学生には早いだろう、となると、ベタで申し訳ないが、吉川英治版か、あるいは横山光輝先生の漫画版、ということになる。
だが、そんな壮大な世界にいきなり娘を放り込んでも、あまりに広い三国志世界の中で道に迷ってしまいかねないので、
そこで、
今夜のところは、私自身が小学生の時に読んでいたコチラの古本を本棚から取り出して、そもそもの古代中国の話をしてあげた。
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それにしてもつくづく思うのですが、
現代における日中関係は残念ながらとても複雑ですが、
子供時代の読書体験として、『三国志』とか『項羽と劉邦』とか『西遊記』とか、中国の古典文学の楽しさは格別だった!
ましてこうやって、『三国志』にいたっては、世代を超えて親子の話題にまでなるのだから姜維的である、、、あれ?漢字変換を間違えた!「驚異的である」でした、失礼。。。
え?司馬懿がかったコトはやめろって?(ありゃ、また変換間違い、、、「芝居がかった」でした、失礼、てへ。。。)
すいませんねえ、、、でもねえ、、、
登場人物が物凄く多くて、それが史実と虚構を交えながら長い物語世界の中で生き生きと動き回る大河物語となると、、、ロシアの『戦争と平和』やらデュマの『三銃士』やらもそれなりに好きなのだが、やはり古代中国のもの、とりわけ三国志の面白さは格別だと思うのでした。
だってそもそも私自身、
今では、こうやって「文学が好き」な父親ヅラをしていますが、
人生の早い段階で「長ーい活字の小説をじっくり読み続ける」クセがついたのは、三国志とジュールヴェルヌとトールキンのおかげであるし、それでいうと三国志の存在って、やはり巨大だよなあ、と思うのでした。現代の国際情勢の悲しいまでの困難さを「あえて」忘れて話をするなら、古典大衆文芸好きとしては、東アジア圏に生まれたことは本当にオトクである。