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おいかぜ柴田の「だれかのおいかぜになる」

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株式会社おいかぜ代表の柴田一哉がお届けする「だれかのおいかぜになる」。「日々のこと」「仕事のこと」「本のこと」「思考のこと」そんなかたまりをつくって「おいかぜになること」をみなさ…
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2020年10月の記事一覧

”専門・特化・限定”と”汎用”の間にあるちょうどよいところのおはなし

今週からおいかぜは自宅リモートワークを解除し、通常の働き方に戻りました。つまり事務所勤務とリモートワークの併用。みんなが事務所にいると”あぁうちって会社だったんだな”って、今更ながら再確認します。組織としての身体性を取り戻している、そんな感じです。やっぱりみんながひとところに集まるのはとても良い。ちょっぴり新しくなった事務所、フリーアドレスという新しい試み、これらはボクたちの組織をより有機的にしてくれているように感じます。 ハードウェアや仕組み・制度という外的要因が、はたら

"問い"からはじまるものがたりの"おいかぜ"になるおはなし

ボクは小さいころから、とても緊張しいなので、だいたい1クラスくらいの人数を越えたあたりから、あまりうまく話せなくなってしまいます。さすがに少しはマシになったけれど(そう思いたい)、それは相変わらず得意ではないことで、先日そういう場面でボクより一回り以上若い子たちが上手に話しているのを見て、本当に立派だなぁと感心していました。みなさん舞台度胸があったなぁ。 その"先日のそういう場面"とは京都信用金庫さんが河原町御池にQUESTIONという新しい施設をオープンされるにあたっての

"ハコをつくっただけでは終わらせない"という思考から繋がる、ボクらの未来の創造のおはなし

台風一過。 例年なら9月に集中する台風が、少し遅れて通り過ぎていてもあまり気にらないような。それは例年ならそこにあるべきイベントたちがいないからかもしれなくて、でもそんな状況でもうちの4人の子どもたちの運動会(小学校は体育発表会という名前でした)が無事終わりました。ゆっくりといつもの日常を取り戻しつつある、そんな秋の日です。 先日、来年4月から新しくおいかぜの仲間になる、新卒採用者の3人と課題図書を使った2時間ほどのディスカッションをしました。課題図書を事前に読んで、ボク

“フリーアドレスって自由と不自由のちょうどいいところ”というおはなし

10月に入って、大暴れしていた気温はすっかり落ち着き、とても過ごしやすい季節です。 ボクは秋が大好きです。寒い冬に向かって空気がキリッと締まっていくような、冷たい空気が少し寂しい気持ちを呼び込んできたりするけれど、そのメランコリックな屈伸が“やるぞ!”っていう感情の”おいかぜ”になったりもするんです。静かに燃えるというか。 秋から冬の季節の移ろいが好きなのは昔からなのですが、たぶんこの複雑な感情はおいかぜの1年のはじまりが9月だからかもしれません。いまこの文章を書きながら