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課題解決できたりニーズを高められる!?『カラーバス効果』

■『カラーバス効果』とは?

意識し始めると、関連する情報が無意識に集まるようになるカラーバス効果

『カラーバス効果』(Color Bath Effect)とは、特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる心理学効果によって起こる現象です。

◆カラーバス効果のメカニズム

色だけでなく意識できるあらゆる事象に対して起きる事象

このカラーバスの意味は、「Color(色)」「Bath(浴びる)」で、色の認知に由来しているとされていますが、色に限らず、言葉やモノ、イメージなど、意識できるあらゆる事象に対して起きる現象です。

人間の脳には、視覚・聴覚などから得られる情報から取捨選択して、意識した特定の物事に関する情報を積極的に認識する、という性質があります。
この性質によって『カラーバス効果』が発揮されるというわけです。

■カラーバス効果の類似現象

カラーバス効果には類似した現象があります。

◆カクテルパーティ効果

『カクテルパーティ効果』(Cocktail Party Effect)とは、多くの音の中から、自分に関連する・自分が必要としている情報を無意識に選択し認識する脳の働きを指します。

イギリスの認知心理学者のコリン・チェリーが1953年に提唱したとされており、『音声の選択的聴取』『選択的注意』とも呼ばれています。

必要な情報を取捨選択し認識することから、『カラーバス効果』と混同されることもありますが、この『カクテルパーティ効果』は、聴覚による音声情報のみを指すため、その点で異なる現象です。

◆頻度錯誤・バーダー・マインホフ現象

『頻度錯誤』(Frequency Illusion)は、『バーダー・マインホフ現象』(Baader-Meinhof Phenomenon)とも呼ばれ、自身にとって新しく知った物事のパターンを知ると、無意識にそのパターンと一致する物事を探すようになるという心理事象です。

頻度錯誤・バーダー・マインホフ現象は、『確証バイアス』(※)が作用して起こる現象です。

『カラーバス効果』は意識した物事に対して、『頻度錯誤』『バーダー・マインホフ現象』は新たに知った物事のパターンに対して起こるという点で違いがあります。

※確証バイアスとは認知バイアスの一つに該当する概念。
『認知バイアス』=直感や経験による先入観によって合理的でない判断をしてしまう心理現象。
『確証バイアス』=無意識に自身にとって都合の良い情報だけを取得し、不都合な情報を避けるようになる心理傾向。

『認知バイアス』に関しては、こちらの記事をご覧ください。
『確証バイアス』に関しては、こちらの記事をご覧ください。

■ビジネスシーン、マーケティングアクションにおける活用例

◆頻度錯誤・バーダー・マインホフ現象

情報収集や課題解決に役立つ

ビジネスシーンで、何か情報収集をしたい、解決したい課題を普段から意識しておくことで、意識していない時と比較すると、関連する情報が得られやすくなったり、課題解決のアイデアがひらめいたりしやすくなります。

◆マーケティングアクションでの活用例

プロモーション時にも有用

マーケティング活動として、情報を拡散したい場合においても有用な心理効果です。

この続きに関しては、こちらのページをご覧ください!

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