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ひとつの正解だけをめざさない

新年度が始まり、「令和の日本型学校教育」が始まる。

「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」

個性を重視して、情報を活用するべくICT環境を活用し、受け身ではなく主体的に学び、仲間や多様な他者と対話しながら、探究的な学習や体験活動などを通じて、学びたい動機(きっかけ)を得て、それぞれの子どもが興味を持った分野を伸ばす。

日本の子どもは、年齢が上がるにつれて自尊感情が低下し、高校生になると非常に低くなります。

子どもの自己肯定感が低くなる原因。一斉授業の学校教育や学力テストの順位付けもその一つだ。

子供の可能性を伸ばしたいはずの教育が、最も大切な「生きる力」にもなる自己肯定感を低くしているという矛盾。

小児科医でお茶の水大学名誉教授の榊原洋一氏は「たったひとつの正しい解を追い求める行為をくりかえしていると、子どもは自分のできないことにばかり目が向くようになる」と言います。(『子育てベスト100』から)

「全ての子供たちの可能性を引き出す」

この解を求めるのに、公式はない。


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