【温泉】霧島湯之谷温泉「霧島湯之谷山荘」(鹿児島県霧島市)
今日ご紹介する温泉は、鹿児島県霧島市の霧島湯之谷温泉「霧島湯之谷山荘」さん。
こちらは、温泉マニア垂涎の、全国有数の名湯だ。名湯を紹介するガイドブックには、大抵、こちらのお宿が上位にランクインしている。今日は、こちらに素泊まりで1泊させていただいたときのお話だ。
外観
こちらのお宿は、大きな道路から山道に入り、くねくねと離合困難な道を上ったところにある。特に、最後のカーブは、一度で曲がることはできず、切り返しが必須であると聞いていた。私は、自分の運転テクニックに全く自信がなかったので、タクシーで訪問した。ドライバーのおじさんのスイッチバックテクニックには、感動した。
館内
こちらが、館内。「山荘」という名前のとおり、シンプルな造りだが、とても綺麗に整えられている。
フロントのある建物から、奥の自炊棟へ進む。
広めの炊事場がある。
洗面所には、洗濯機もあった。
客室
こちらが、私の泊まった自炊棟の客室。シンプルだが、ひとりの湯治には十分だ。
布団はセルフ。
窓からは、メインの建物が見える。この日は、雪が積もっていた。
温泉
さあ、温泉に向かおう。
壁には、こちらのお宿やお風呂についての説明書きがたくさん掲示されていた。源泉自家所有、自然湧出、かけ流し、加水・加熱なし・・・。温泉マニアを歓喜させる言葉が並ぶ。
露天風呂(貸切)
まずは、貸切の露天風呂が空いていたので、行ってみた。
建物の奥にあり、少しだけ歩く。
貸切の露天風呂が見えてきた。
硫黄泉の白い色が美しい。
早速、入ってみた。
おお・・・!
これは、素晴らしい。いかにも濃い硫黄泉なのだが、意外にも、優しい触感だった。温度もちょうど良い。なんと気持ちのよいことでしょう。
極上の硫黄泉を満喫したが、これは、いわば、あくまでオードブルだ。こちらのお宿には、もっとすごい浴場があるのだ。
さて、次は、メインディッシュへと進もう!
内湯(男女別)
こちらが、このお宿の名物である、男女別の内湯への入り口。
こちらが、手前側から見た女湯の浴場エリア。大きさの異なる浴槽が3つ連結され、ユニークな形をしている。
この独特の形が、工夫されていて素晴らしいのだ。これを考案した人は天才だと思う。
奥の長方形の浴槽には、パイプから熱めの硫黄泉の源泉が注がれている。手前の小さい正方形に近い浴槽には、別のパイプから冷たい炭酸泉(ラムネ湯)の源泉が注がれている。そして、それら2つの浴槽の間に設置された浴槽は、それぞれの浴槽からお湯が注ぎ込まれる仕組みになっていて、ぬるめの混合泉になっているのだ。
熱めの硫黄泉、ぬるめの混合泉、冷たい炭酸泉、の順番に、交互浴ができるよになっているのだ。3つの浴槽を行ったり来たりすることによって、のぼせることもなく、体が冷えすぎることもなく、いつまでも温泉に入っていることができる。まさに、無限ループだ。
私が泊まったのは、2022年12月。この日は雪が降り、とりわけ寒い日だった。炭酸泉はとても冷たかったが、熱い硫黄泉と交互に入れば、何も問題なかった。ふたつの異なる泉質の極上の温泉を、ゆっくりと無限ループで楽しむことができた。
おまけ(素泊まり食)
この日は素泊まりだった。夕食には、昨日記事にした「田代鮮魚店」さんの鯉のあらいを食べた。
朝食は、コンビニのパンと温泉卵。
2つの異なる極上の源泉を生かして、3つの浴槽を連結し、3つの異なる温度のお湯の交互浴により、心行くまで湯治ができる奇跡の空間。もはや神だ。次は是非、食事付きプランで再訪したい。
素晴らしいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトは、こちら。
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