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【温泉】道後温泉「道後温泉本館」(愛媛県松山市)

今日ご紹介する温泉は、愛媛県松山市にある道後温泉の日帰り入浴施設である、道後温泉本館

道後温泉は、3000年ともいわれる歴史を有する、日本を代表する温泉地だ。夏目漱石の『坊ちゃん』に登場することでも知られている。

そして、道後温泉の街の中心に鎮座するのが、こちらの道後温泉本館だ。建立は、明治27(1894)年にさかのぼる。国の重要文化財に指定されているほか、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている。

私が訪問したのは、2021年7月のことだ。当時、2019年1月から開始された保存修理工事が進められていた。

こちらが、外観。

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保存修理工事が進んでいた。

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この時は、一部のみ営業中であった。大広間などは閉鎖されていたが、地下にある日帰り温泉の利用は可能とのことだった。日帰り温泉を利用するためには、あらかじめ整理券を受け取り、指定の時刻に訪問するシステムになっていた。

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整理券をもらいにいくと、数時間後の枠を取ることができた。時間をつぶすため、ぶらぶらと周囲を散歩することにした。

建物の外壁には、道後温泉の歴史が表示されていた。

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私が訪問した時期には、ちょうど、「道後REBORNプロジェクト」なるプロジェクトが展開中だった。手塚治虫がライフワークとして描き続けた「火の鳥」とコラボレーションした各種発信が行われていた。

こちらは、明治時代のパネル。

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昭和時代のパネル。

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その後も商店街を冷やかしながら時間をつぶし、指定の時刻に改めて出直した。入浴料は420円(2021年7月時)だった。

歴史あるレトロな内装はとても美しく、息をのんだ。浴槽は、普通の公共浴場よりも、広々としており、そしてずっと深さがある。単純温泉らしく、無臭。温度は、ちょうどよい。しっかりと全身を温めることができた。

写真は松山市のサイトからお借りしました。
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kanko/kankoguide/kankomeisho/dogoonsen/honkan/yokushitsu.html

お風呂から上がると、建物を利用したプロジェクションマッピングが行われていた。薄暗い夜空に、投影された火の鳥の映像が映える。

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外観を眺め、浴場を利用しただけだったが、歴史を感じられる素晴らしい施設だった。保存修理工事は2024年12月に完了した。装いあらたに生まれ変わった道後温泉本館を、また訪れてみたい。そして、この時訪問できなかった大広間など、その館内をくまなく探索してみたい。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設の公式サイトはこちら。

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