【グルメ】「きじ」のお好み焼き(大阪市・梅田)
大阪のグルメを語るには、串カツとともに、真っ先にご挨拶しなければならないのが、粉モンの王様、お好み焼き。
大阪梅田のJR高架下の、阪急梅田駅と、阪急百貨店の間のあたりに、JRの「新梅田食堂街」という、グルメエリアがある。約100店舗が密集している。なんと、70年もの歴史があるらしい。古くて狭いお店がひしめいている、まさに、昭和の食堂街、といった感じだ。
そこに、この、お好み焼きの名店「きじ」はある。
東京は品川にも店舗があるのだが、そちらは東京っぽく、小綺麗でおしゃれである。それはそれで重宝するのだが、大阪では、やはり、この本店の雰囲気を味わいたい。
下記の写真の入り口から、細い階段で2階へ上がる。カウンターとテーブルが数席の、小さいエリア。いつもはここに、長い行列ができている。今回はコロナの影響だろうか、並ばずに、すんなりと入店できた。奇跡だ。
メニューはこちら(↓)。大変リーズナブルなお値段。これぞ、大阪価格。
大阪では、うまいだけではなく、安くないと、飲食店は生きてゆくことができない。食い倒れの大阪人は、舌が肥えている上、コスパにも大変うるさいのだ。
私は、お好み焼きは、豚玉、と決めている。グループで複数枚をシェアする場合は、複数の種類を頼むが、ひとりのときは、基本、豚玉一択だ。
しかし、ここのオススメは、「もだん」である。お店のオススメや、シグニチャーメニューを頼むのも、グルメレポーターの基本である。
少し悩んだが、結局、「豚玉主義」を押し通した。
ここは、お店のお兄さん方が、お好み焼きを焼いてくれて、完成した状態でサーブしてくれる。お店によっては、ボウルに生地と具を混ぜて持ってきて、「ハイ、あとは自分らで焼いてや」という、セルフ形式のところもあるが、ここは、プロが、生地を混ぜるところから始まり、仕上げ(ソースかけ、青海苔・かつおぶし振り・マヨネーズ落とし)までの工程を責任持ってやってくれるので、安心だ。
しばらく待つと、えも言われぬよい香りの、私の豚玉が目の前にサーブされた。
外は香ばしくカリカリであるが、中の生地は、とにかく、ふわっふわである。このギャップがたまらない。また、中央には大葉が1枚載せてある。これで味に深みが出る。ソースと青のりとかつおぶしとマヨネーズの量と割合も、私好みである。
大阪には、星の数ほどお好み焼き屋さんがある。ほかにも好きなお店がいくつかあるが、どこが一番好き?と聞かれたら、やはり、ここかな。
ご馳走様でした!
東京で食べたい方、品川店はこちら(↓)。
※新梅田食堂街の地図は、こちら(↓)のオフィシャルウェブサイトからどうぞ。「きじ」のほかにも、昔からの名店が多数入居してます!