【温泉】角間温泉の共同浴場(長野県山ノ内町)
先週、長野県は角間温泉の「越後屋旅館」さんに宿泊した記事を書いた。
今日は、その際に、角間温泉の外湯巡りをしたお話だ。
角間温泉には、外湯が3つあり、それぞれ、「大湯」「滝の湯」「新田の湯」という。いずれも無人の湯小屋だ。
これらの外湯は、宿泊者と地元の方しか使えないようになっている。通常は施錠されているので、入浴するためには、カギが必要だ。
宿泊先の越後屋旅館さんで、「角間組」と印字された木のカギを受け取った。
こちらを、湯小屋の入り口の穴に差し込む。そうすると、扉が自動で開錠される仕組みになっている。見かけはレトロだが、それなりにハイテクだ。
以下は、3つの外湯を巡ったときの記録。
外湯1 大湯
「越後屋旅館」さんから、わずか10メートル。古くてシブい建物だ!
看板も渋い!
女湯の様子。レトロなタイル張り。
外湯2 滝の湯
越後屋から、大湯とは反対方向に、わずか50メートルほどの場所にある。こちらも古くてシブい建物だ。
女湯の様子。レトロなタイル張りで、壁には大きな岩が組み込まれている。
外湯3 新田の湯
滝の湯を超えて少し進むと、最後の共同浴場、新田の湯が見えてきた。越後屋旅館さんから、110メートルほどの距離だ。やはり、レトロな外観。
こちらが、女湯の様子。やはり、シンプルで、シブい。
温泉分析表
これら3つの外湯は、どれも同じ源泉を使用している。
こちらは、「新田の湯」の湯小屋内に掲示されていた、昭和47年の手書きの分析表。歴史を感じる・・・!
それとは別に、それぞれの湯小屋に、平成27年の分析表が掲げられていた。
源泉は、「薬師の湯」と「みろくの湯」の混合泉。泉質は、ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉。入浴に適した温度にするため加水はされているものの、加温、循環、消毒は無し、の新鮮な温泉だ。無色透明、やや熱めではあったが、優しいお湯だという印象を受けた。
この日は、たまたま、どの外湯にも他のお客さんと一緒にはならず、ゆっくりと極上のお湯を楽しませていただいた。
独泉できてありがたかった一方で、この素晴らしい温泉地の存続のためには、もう少しお客さんに来てもらった方が良いのではないかと、若干心配にもなった。
素晴らしいお湯でした。ありがとうございました!
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