【温泉】那須温泉「鹿の湯」(栃木県那須町)
今日ご紹介するのは、那須温泉の共同浴場「鹿の湯」さん。
630年頃に開湯したとのことで、1300年以上の歴史ある温泉。温泉ファンの間では名湯として知られている。
とある週末に、こちらに立ち寄り湯に訪れた。駐車場は、満車に近かった。大人気のようだ。
車を降りると、いきなり、強い硫黄の匂いが鼻をついた。私の大好きな匂いだ。テンションが上がる。
渓流に沿って、歩いて湯屋に向かう。
こちらが、外観。
玄関。「鹿の湯」の看板の文字が、かわいい。
料金(大人500円、小学生300円)を支払い、お風呂へ向かう。男女別だ。
こちらの温泉の泉質は、単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)。PH3未満(湧出時のPH値により変化)。
こちらの温泉の特徴は、たくさんの浴槽があり、それぞれの浴槽で、泉温が異なることだ。泉温が41度、42度、43度、44度、46度、48度(女湯には48度はない)の6種類の浴槽がある。
公式サイトによると、好きな温度の浴槽を選んで入浴し、腰まで1分、胸まで1分、首まで1分、という短熱浴を15分間繰り返すとと最も効果があるそうだ。そして、1日の入浴は最高4回が適当とのことだ。
早速、入ってみた。歴史ある、木造の渋~い湯殿だ。お客さんで混んでいる。年齢層は様々。地元の人というよりは、観光客が多そうだ。
脱衣所のすぐ先に、かけ湯のための小さい浴槽があり、その奥に、41度、42度、44度、46度の4つの浴槽があった。
以下は、公式サイトからお借りした写真。
温度の低い浴槽から、順に入ってみた。41度と42度の浴槽は、適温で、よい塩梅だ。44度は、少々熱めだが、まだ大丈夫。そして、46度は…。
うわっ、熱っっ!
スミマセン、無理でした。数秒で、早々に撤退してしまった。
そして、このフロアの奥には下りの階段があり、階段を下りた下のフロアには、広い浴槽があった。そちらは42.5度であり、適温で、少し長めに浸かっていられた。
酸性泉であり、硫黄の匂いもするが、肌触りは悪くなかった。長く浸かることもできそうだったが、公式サイトの記載に従い、あまり長湯をせずに短時間で引き上げた。
保温効果がとても高いようで、いつまでも体がポカポカとしていた。
以下の写真は、女湯の建屋を外から見たところ。なかなか渋い外観だ。
ちなみに、この温泉のすぐ近くには、「殺生石」という観光スポットがある。那須岳の斜面にある巨大な溶岩がむき出しとなっている場所で、殺伐とした風景が珍しい。せっかくなので、少し散策してみた。
火山性の有毒ガスが噴出し、昔の人々が「生き物を殺す石」だと信じたことから、「殺生石」と呼ばれるようになったということだ。
遊歩道が整備されていて歩きやすいので、ファミリーにもおすすめ。鹿の湯での入浴とセットで訪問されてみてはいかがだろうか。
素晴らしいお湯でした。お世話になりました!
こちらの施設の公式ウェブサイトはこちら。
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