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【温泉】柚木慈生温泉(山口市)

今日ご紹介する温泉は、山口市にあるゆの慈生じしょう温泉

温泉愛好家の間では評判の高い温泉だ。住所は山口市だが、山あいのエリアにあり、アクセスは極めて不便だ。それでも是非一度行ってみたいと思い、2022年9月に、こちらに日帰り入浴に伺った。

田園風景の広がる国道315号を進むと・・・。

突然、「柚木慈生温泉」の看板があらわれた!

なんとも、シンプルな建物。

敷地内には、薪が積んであった。薪でお湯を沸かしているのだ。

こちらが、受付。日帰り料金を払う。受付側のカウンターでは、なぜか、アップルパイを販売していた。

さあ、入ってみよう。

浴場は、それほど大きくない。シンプルな湯船に、ウグイス色のお湯。鉄錆のような臭いが漂っている。

写真は公式Facebook よりお借りしました

析出物もすごい。

同上

このコンパクトな浴場に、地元の方らしい先客が3名いらっしゃった。私も、いざ、参戦。浴槽に浸かってみると、全身が、あっという間にアワアワになった。ものすごい泡付きだ。

また、源泉を口に含んでみると、口の中でシュワシュワと炭酸味を感じた。

こちらでは、源泉を、薪で沸かしたお湯と混ぜている。源泉の温度が冷たいということもあるが、源泉そのままだと成分が濃すぎるため、入浴に適した濃度に薄めるためでもあるという。

施設の外壁に掲示されていた温泉分析書
施設内に掲示されていた温泉分析書

泉質は、含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。源泉温度は17度。薪で沸かした湯と混ぜているというのに、とてもパンチの強いお湯だった。お湯から上がった後、しばらくの間、全身にけだるさを感じた。

休憩がてら、受付で売っていたアップルパイをひとつ買っていただいてみた。すると、意外にも(失礼)、リンゴの風味を生かした上品なお味で、とても美味しかった。湯あたりした体が生き返るようだった。

山間部に突如現れる一軒宿での、極上の湯浴み体験だった。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設についての山口市のサイトはこちら。

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