見出し画像

【グルメ】「紗羅の木」の「うずめ飯」(島根県津和野町)

今日ご紹介するグルメは、島根県の津和野エリアのご当地グルメ「うずめ飯」

農林水産省のサイトには、以下のような説明があった。

一見、出汁をかけてわさびをそえたお茶漬けのように見えるが、ごはんの下には小さく刻んだタイや野菜が隠れている。この食べ方の起源についてはさまざまな説が残っている。たとえば、質素倹約を強いられた江戸時代に贅沢しているのを悟られないため、具材が粗末で他人に見られるのが恥ずかしかったため、などが挙げられている。提供するときや食べるときは伏し目がちにする、といった習わしも伝わっている。

由来には諸説あるものの、具材をご飯の下に隠すというこの地方ならではの独特の食文化だ。

津和野城を訪問した際に、この「うずめ飯」をいただくため、「沙羅の木」さんというお店を訪問した。

城下町の落ち着いた街並みの一角にある、橙色の屋根の立派な建物だ。

2022年9月時のもの

少し待ってサーブされたのが、こちら。赤い器にて提供された「うずめ飯」に、おかずが添えられていた。

「うずめ飯」の見かけは、確かに、シンプルなお茶漬けのようだ。

しかし、器の中身をれんげでかき混ぜると、下の方から、たくさんの具が出てきた。みつば、シイタケ、豆腐、海苔などだ。

具材はヘルシーなものばかり。ご飯にかかっているお出汁は優しいお味で、とても素朴な郷土料理だった。

江戸時代にまで遡るとも伝わる、歴史あるご当地グルメ。これをノスタルジックな津和野の街並みの中でいただくのは、なんとも特別なひとときだった。こういった昔ながらの食文化が、末永く後世に伝えられていくことを願う。

美味しかった。ごちそうさまでした!

こちらのお店の公式サイトはこちら。

こちらのお店の食べログのページはこちら。

私のグルメ系記事へは、以下のリンク集からどうぞ!

いいなと思ったら応援しよう!

サザヱ
サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。