【グルメ】「直ちゃん」のチキン南蛮(宮崎県延岡市)
先週、宮崎県は延岡市の、延岡城の写真をアップした。
今日ご紹介するグルメなお店は、その延岡市にある料理店「直ちゃん」さん。こちらでチキン南蛮をいただいたときのお話だ。
チキン南蛮は、宮崎県のご当地グルメとして有名だ。宮崎県には、たくさんのチキン南蛮を得意とする料理店があり、しのぎを削っている。なかでもこちら「直ちゃん」さんは、チキン南蛮の元祖として、かなり有名なお店らしい。2021年に「食べログ100名店」にも選出されている。
こちらのお店の駐車場は数台分のみ。私がレンタカーで訪れた際には、既に満車だった。しかしご安心あれ、すぐ近くにビジネスホテルのルートインホテルがあり、そちらに広いコインパーキングが併設されている。私もそちらに車を停めた。
こちらが、お店の外観。
私が訪問したのは、ランチタイム。店内はそれほど大きくなく、キャパは10数名といったところか。開店から間もない時間に伺ったにもかかわらず、既に、ほぼ満席となっていた。奇跡的に空いていたカウンター席に、ギリギリのタイミングで滑り込む。私の後からも、たくさんのお客さんが訪れていた。これは、大変な人気店のようだ。
こちらが、お品書き。チキン南蛮、鶏たたき、もも焼き、と、鶏肉料理のランチが並ぶ。ここは迷わず「チキン南蛮定食」(1000円、2022年12月当時)をオーダー。
暫く待って、サーブされたのが、こちら。
特徴的なのは、タルタルソースがないことだ。代わりに、テーブルに柚子胡椒と辛子が置かれている。
そして、こちらが、チキン南蛮のアップ。
一見して、普通のチキン南蛮とは違う。衣の部分が、なんだか、細かい網の目のような形状をしている。この衣のユニークさは、どう表現すればよいだろうか。カットされたチキン南蛮の断面図を見て、少しでもお分かりいただけるだろうか。
衣の形状を見たままに表現すると、チリチリで、アミアミだ。秘密は、溶き卵だとか。どうやったら溶き卵を使ってこのような形状に仕上げられるのだろう。全く想像がつかない。
一口いただいてみると、さっぱりとした絶妙な甘酸っぱさが、じゅわっと口腔内に広がる。チキンは、柔らかく仕上がっている。アミアミな衣は、軽い仕上がりで、サクサクとしつつもしっとりとしていて、油っぽさをまったく感じない。全体として南蛮ダレがしっかりと浸みこんでいて、あっさりとしていて、とてもジューシーだ。
これが、元祖チキン南蛮か・・・。私が半世紀の間食べてきたチキン南蛮とは、全くの別物だった。タルタルソースでごまかすのではなく、甘酸っぱい南蛮ダレのクオリティーで直球勝負している。
柚子胡椒、辛子で味変できるのも良いし、生キャベツや漬物、小鉢のバランスも良い。
いろいろ書いたが、とにかく、美味しいのだ。こんな食べ物があったのか。思わず唸ってしまった。常識を覆すチキン南蛮だ。アラフィフになるまで沢山のご当地グルメを食べ歩いてきたが、これほど驚いたのは久しぶりだ。
宮崎県を訪問される方には、是非こちらにお寄りいただき、この奇跡のグルメを味わっていただきたい。
美味しかった。ご馳走さまでした!
こちらのお店についての、延岡観光協会のサイトはこちら。
こちらのお店の食べログのページは、こちら。
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