【温泉】燕温泉「黄金の湯」(新潟県妙高市)
今日ご紹介する温泉は、新潟県妙高市の燕温泉エリアにある無料の野天風呂「黄金の湯」。
燕温泉には、無料の野天風呂である「黄金の湯」(男女別)と「河原の湯」(混浴)がある。妙高登山の帰りに利用する登山客も多いようだ。
2022年の秋の終わりに「ホテル花文」さんに宿泊した機会に、野天風呂にチャレンジしようと決めていた。しかし、残念ながら、私が訪問した日には、「川原の湯」はお休みだった。そこで「黄金の湯」に行ってみた。
「ホテル花文」さんに泊まった翌朝の、早朝の時間帯を狙った。早起きして、山のほうに向かって、坂を上っていく。
レトロな旅館が左右に並ぶ。
石段を登る。その先には薬師堂があった。
さらに、山の方へとつながる小路を進む。
早朝の山の景色が、何とも清々しい。
しばらく歩くと、岩で囲まれた野天風呂エリアに到着した。男女別になっている。なお、ネットの情報によると、真冬には雪が積もり、男女の境界が雪に埋もれてなくなってしまうようである。
女湯に入ると、そこには、既に若い女性グループがいた。「おはようございます」と挨拶すると、戸惑った顔をした。外見は日本人と変わらないが、外国の方々のようだ。英語で話してみると、台湾から来たのだ、と教えてくれた。とても礼儀正しくて、かわいらしい女性たちだった。口々に、「日本が好き」「温泉が好き」と言ってくれて、とても嬉しくなった。
暫くすると、台湾人女性たちは、朝食を取りに、宿に戻っていった。明るく「バイバーイ!」「よい旅を!」と、手を振って去っていく。すると、急に、静寂が訪れた。
改めて辺りをゆっくり見まわしてみる。冬支度を始めた山々。赤い落ち葉の絨毯。そして、野趣あふれる岩づくりの湯船にたたえられた乳白色のお湯が、朝日を浴びて光っている・・・。
簡易な脱衣小屋や目隠しも設置されているし、綺麗に掃除されているようだ。きっと地元の方がメンテナンスしてくださっているのだろう。感謝。
恐る恐る、浸かってみる。すると、野天風呂なのに、とても心地良い温度だった。「ホテル花文」さんのお湯と同様、湯の華が舞っている。
ああ・・・、気持ちいい・・・! 思わず声が漏れる。
ここは、天国か・・・!
時間を忘れて、美しさと心地よさに、酔いしれた。永遠に浸かっていられそうだった。
しかし、「ホテル花文」さんの朝食の時間が迫っている。後ろ髪を引かれる思いで、ホテルに戻ることにする。
帰り道、朝日が綺麗に見えた。
何という貴重な、素晴らしい場所だろう。勝手に世界遺産に認定したいくらいだ。しかも無料で利用させていただけるなんて、感謝しきりだ。
いいお湯でした。お世話になりました!
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