見出し画像

【グルメ】「瓢亭」の「夕霧そば」(大阪市北区)

今日ご紹介するグルメなお店は、大阪市北区梅田エリアの老舗蕎麦屋店瓢亭ひょうていさん。

こちらのお店は、昭和27年(1952)年創業の老舗だ。私は、四半世紀前に友人に連れて行ってもらって以来、このお店をいたく気に入っている。このエリアに来るたびに、可能であれば立ち寄っている。なお、2024年の食べログ100名店に選ばれているようだ。

こちらのお店は、大阪梅田にある神社露天神つゆのてんじん社、通称「お初天神」のすぐ近くにある。梅田の雑踏の中にぼつんと佇む、なんとも風情のあるエリアだ。このお初天神は、1300年の歴史がある神社だが、『曽根崎心中』のお初と徳兵衛が心中事件を起こした場所として有名だ。

こちらが、お初天神の参道入口。

お初天神には、いつも、サラリーマンや地元の人たちがお参りに訪れている。

そこからすぐそばの狭い路地に入ると、こちらのお店がある。

こちらが、入り口。

こちらが、お品書き(価格は2023年時のもの)。イチ押しは「夕霧そば」だ。柚子の皮を細かくおろしてそば粉に混ぜて打ったそばだ。登録商標登録もしているそうだ。

夕霧そばの由来については、公式サイトに以下のような記載があった。

評論家の鳥江鉄也先生が、色や香りの優れたこのそばを、ぜひ大阪唯一の名物そばとして育つよう、近松門左衛門作「廓文章」吉田屋の夕霧太夫にちなみ『夕霧そば』と銘名され、以来、その雅味を認められ、広く御嘉賞を享け賜っております。

昭和29年11月25日(約60年前)、大阪府麺類組合連合会・新調理品展示会に、はじめて柚子切りそばを『夕霧そば』の名で出品し、業界内外でも絶賛の声をいただき「最高優位賞」を受賞いたしました。
それ以来お客様に愛され、今日まで多くの方々にご提供させていただいております。

http://www.hyoutei-soba.com/?mode=cate&cbid=2024274&csid=0

なんという、風流なストーリー。そして、60年以上にわたり愛されてきた看板メニューだ。

「夕霧そば」には、温かい蕎麦と冷たい蕎麦がある。私は、冷たい夕霧そばをチョイスした。

運ばれてきた実物が、こちら。

早速、いただいてみよう。

まずはそのまま、口に含んでみる。しっかりとした柚子の香りと味がする。そしてコシもあり、喉越しも良い。

つゆには、デフォルトで卵が入っていた。卵を溶くと、つゆがまろやかになり、蕎麦とよく絡む。そして薬味を入れて、味変をしながらいただく。

蕎麦湯が提供された。鉄瓶に入っていて、熱々だ。

歴史あるお初天神とともに、60年以上営業してきた老舗。外観も、店内も、昔のままの佇まいだ。そんなレトロな空間で、柚子の香りに癒されながら、ゆっくりと、つるつると蕎麦をたぐる・・・。なんという至福のひととき。ここはまさしく、梅田エリアで日々忙しく働くビジネスパーソンにとっての貴重なオアシスだ。

美味しかった。ごちそうさまでした!

こちらのお店の公式サイトはこちら。

こちらのお店の食べログのページは、こちら。

私のグルメ系記事へは、以下のリンク集からどうぞ!

いいなと思ったら応援しよう!

サザヱ
サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。