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【グルメ】「パノラマテラス」の笹ずし(長野県飯山市)

今日ご紹介するグルメは、長野県飯山市のご当地グルメ「笹ずし」

「笹ずし」とは、何か。農林水産省のページに、以下の記載があった。

「笹ずし」は、笹の上に酢飯を敷いてその上に具材をのせたもので、飯山市及び新潟県上越地域に伝わる郷土料理。笹ずしの歴史は古く、天文22年(1553年)から12年にわたって争われた川中島の合戦では、信州と越後の国境にある富倉峠が重要な軍用路となった。その折、上杉謙信の軍勢にふるまわれたのが始まりだともいわれており、他にもいくつかの説がある。また、笹の葉は殺菌、防腐効果があり、上杉謙信は戦のときに保存食として笹ずしを携帯していたといわれている。その歴史背景から、飯山市では笹ずしを「謙信寿司」ともいう。酢飯の上には、ぜんまい、たけのこ、しいたけ、くるみなど山の幸を中心にあしらわれ、錦糸卵や紅生姜で彩りを添える。具材は、各地域や家庭によって工夫されている。酢飯にもち米を混ぜる家庭もあれば、具材にひじきや味噌漬けをのせたりもする。以前は、祝い事や祭りなどがあると各家庭でつくっていた。そんなハレの日の食として素朴なごちそうでもあった笹ずしは、飯山市で古くから親しまれて来た郷土料理として、平成19年に長野県選択無形民俗文化財に指定された。

※富倉地域の村人が上杉謙信の一行に、器の代わりに笹を使用し、ごはんに山菜などをのせて出したことが始まりという説もある。

長野県飯山市に古くから伝わる、笹の葉を使ったお寿司。これを、JR飯山駅の構内2階にある「パノラマテラス」さんでいただいた。JR飯山駅へ来たのは、野沢温泉に行くバスに乗るためだった。バス待ちの間、こちらでランチを取ることにしたのだ。

「パノラマテラス」という店名のとおり、大きな窓からは美しい山の景色が一望できる。

こちらが、メニュー。たくさんの種類の軽食があるが、右下に書かれていた「笹寿司セット」(600円、2022年時)が目に留まった。

こちらが、その現物。

まず目に入ったのは、笹ずしのカラフルな色合いと、かわいらしいフォルムだ。笹の葉のうえのすし飯に載せられた具は、右側は、山菜、錦糸卵、紅ショウガ。左側は、サーモン、錦糸卵、いくらだった。そして、ドリンクとして、「えんめい茶」という温かいお茶がついてきた。黒姫山麓でとれたクマザサなど5種の野草をブレンドしたお茶だということだ。

笹ずしもえんめい茶も、お腹にやさしい、素朴なお味だった。

開放感のある心地の良い空間で、ご当地の郷土料理をいただきながら、温泉地行きへのバスを待つのは、何とも心躍る楽しいひとときだった。

美味しかった。ごちそうさまでした!

こちらのお店についての「信州いいやま観光局」さんのページはこちら。

こちらのお店の食べログのページはこちら。

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サザヱ
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