【温泉】Yunomori Onsen & Spa(湯の森温泉&スパ)(シンガポール)
今日ご紹介する温泉は、シンガポールにある入浴施設の、Yunomori Onsen & Spa(「湯の森温泉&スパ」)。
天然温泉ではなく、日本でいうスーパー銭湯のような施設だが、店名に ”Onsen” (温泉)という言葉が用いられている。
シンガポールの中心街から、地下鉄やバスでアクセスの良いロケーション。特に地下鉄は便利で、Circle LineのStadium駅の目の前だ。
地下鉄Stadium駅を下りたらすぐ目の前に、大きなショッピングモールがある。下の写真の右側にモールの中に、こちらの施設はある。
モールの中には、たくさんのお店があり、買い物客で賑わっている。
広いモールの中を、"Yunomori Onsen & Spa" の表示に向かって進む。駅近くの入り口からは、結構歩き、エレベーターで2階に上がる。
エントランスに到着した。
「湯の森」という漢字が、ロゴになっている。なかなかお洒落だ。
こちらが、受付エリア。明るい雰囲気だ。
まずは受付で料金を払う。オプションなしの基本入浴料金(Day Pass)で、税込み48.60シンガポールドル。日本円にして5,000円超(2023年6月時)。日本の日帰り温泉の感覚では、大変高いが、ここはシンガポール。物価高騰と円安のダブルパンチを受けている。
ロッカーキーを受け取る。チップが内蔵されているようで、タッチするだけでロッカーが開くシステム。
次に、浴衣を受け取る(料金に含まれる)。複数の種類のなかから好きな浴衣を選ぶシステムだ。どれも素敵な色柄ばかりで、選ぶのが楽しい。迷った末、私は青い魚模様の浴衣をチョイスした。
こちらが、フロアガイド。男女別のロッカールーム、男女別の温泉、カフェ、休憩エリアに、マッサージルームもある。
こちらが、ロッカールーム&温泉への入り口。右が男性、左が女性だ。
ロッカールームは、機能的で、とてもきれいだ。最新のスポーツジムの更衣室のような雰囲気だ。
早速、浴場に入ってみる。
印象としては、広くて、明るい。プールのような雰囲気だ。複数の浴槽があり、炭酸泉あり、薬草あり、寝湯があり、と、個人の好みに合ったエリアで、ゆっくりくつろげる。
ちなみに、こちらは、水着での入浴は禁止。裸で入浴するか、裸に抵抗があれば、所定の使い捨ての下着(無料)をつけて入ることができる。今回、私も、その使い捨て下着を試してみた。
紙のようなペラペラの素材でできた、シンプルな黒のチューブトップブラとショーツだ。着用してみると、スポーツブラとショーツのような見映えになる。これであれば、確かに、局部が完全に隠せて、恥ずかしさは半減する。
男女別であるにもかかわらず、女湯では、ほとんどのお客さんがこの下着を着用していた。女性のみならず、男性にも紙パンツがあるようだ。これは、なかなか良いシステムで、日本の混浴温泉などで取り入れてくれれば、ずいぶん女性のお客さんが増えるのではないかと思った。
シンガポールは他民族国家なので、お客さんも実に色々な人種の方がいらっしゃった。そのためか、裸で入浴している方は、女湯では少数派だった。
ゆっくりお風呂を堪能した後で、休憩エリアに向かってみた。暗く長い廊下を進む。
すると、その先には、赤ちょうちんが! 「カフェ」と呼ばれているエリアだが、まるで居酒屋だ。なかなか面白い。こちらで、丼物など、和食の食事ができる。
このさらに奥に、リラックスエリアがあり、横になれるベッドが設置されていた。誰も音を出さず、静かに仮眠をしたり、スマホをチェックしたりしていた。私もここで、しばらくリラックスさせていただいた。
シンガポールではこういった温浴施設は貴重だそうだ。この日は日本人のお客さんはおそらくいらっしゃらなかったのではないかと思う(外見や、言葉、浴衣の着方などから推測)が、シンガポール在住の日本人の方には、きっと重宝されているのではないだろうか。空港からもそう遠くはないので、出張者の方が、空港に行き来する際の時間調整にも使えそうだ。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらの施設の公式サイトは、こちら。
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