【温泉】川原湯温泉「王湯」(群馬県長野原町)
今日ご紹介する温泉は、群馬県長野原町にある川原湯温泉の公共浴場「王湯」。
群馬県の山間部にある川原湯温泉は、800年という長い歴史のある温泉地だった。かつては清流沿いの山あいの温泉街に20軒以上温泉宿があったが、八ッ場ダムの建設計画に伴い、温泉宿を含む集落が高台に移転したという。川原湯温泉の中心的な存在であった公共浴場である「王湯」は、2014年7月に現在の場所に移転したそうだ。
八ッ場ダムの近くの大きな道路沿いに、和風の建物が見えてきた。
こちらが、外観。
「笹竜胆」の紋が掲げてあった。
説明書きによると、源頼朝が鷹狩の際にこの温泉を見つけたと伝わっているらしい。そこで頼朝の紋である笹竜胆をシンボルとしている、とうことだ。
館内へ入る。とてもきれいな施設だ。入浴料金(2024年10月現在、大人500円)を支払って、男女別の温泉へと進む。
内湯と露天風呂がある。内湯には、洗い場が3つあり、シャンプーやボディーソープが備え付けられている。
お湯と対面して、良い意味で期待を裏切られた。ほのかな硫黄の香りがする。口に含むと、ゆで玉子味がした。そして、透明のお湯に、白い綿毛のような湯の花が舞っている。これは、なかなか良いお湯だ。
なお、写真からは分かりにくいが、こちらの露天風呂が、広々としており、開放感にあふれていて、特に素晴らしかった。いつまでも浸かっていたい心地よさだった。
こちらが温泉分析書。泉質は、含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉。源泉温度が高いため加水はしているが、加温、循環ろ過、消毒なしで、源泉を掛け流している。
お湯を楽しんだ後は、2階の休憩室でゆっくりと身体を休めることができる。
休憩室からの風景は素晴らしかった。
八ッ場ダムの景色も楽しむことができた。
車でなければアクセスは困難ではあるが、八ッ場ダム周辺をドライブされる方には、気分転換にぴったりの施設だ。
いいお湯でした。お世話になりました!
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