きよか

きよかです。 自由気ままに小説を書いたり、二次創作やシナリオまでいろいろ書いています。

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きよかです。 自由気ままに小説を書いたり、二次創作やシナリオまでいろいろ書いています。

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SS「死にたくないから」

私は筆を執った。 理由は簡単だ。何かを書きたかったから。 この世の中は沢山の言葉であふれている。 人によっては雑音にも聞こえるそれを、私は愛していた。 何かを伝え…

きよか
2年前
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「幽霊少女の話」VRC RPイベント「#223番街」自キャラ小説。

ある夏の噂。  山の古びた屋敷に首を吊って死んじゃった女の子の霊が出るんだって―――。  何とも言えない浮遊感。 感じたことのないような不快な感覚で目を覚ます。 …

きよか
2年前
2

SS「死にたくないから」

私は筆を執った。
理由は簡単だ。何かを書きたかったから。

この世の中は沢山の言葉であふれている。
人によっては雑音にも聞こえるそれを、私は愛していた。
何かを伝えるため。何かを褒めるため。何かを貶すため。何かを愛するため。
その言葉たちは沢山の列を成し、意味を伝えていく。
だけど、全てがすべて通じるわけではなかった。
拾われずに消えていく言葉がある。届かずに死んでいく言葉がある。
それを私は悲し

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「幽霊少女の話」VRC RPイベント「#223番街」自キャラ小説。

「幽霊少女の話」VRC RPイベント「#223番街」自キャラ小説。

ある夏の噂。
 山の古びた屋敷に首を吊って死んじゃった女の子の霊が出るんだって―――。

 何とも言えない浮遊感。
感じたことのないような不快な感覚で目を覚ます。
瞼はまだ重い。叶うことならばこのままずっと寝ていたい。
そんな感情を瞳に映った光景が洗い流す。

―――ここは、何処?

割れた窓、月が顔を覗く壁。
地面は古びた木材でできているのか、所々が腐っていて暗い底を覗かせる穴ができている。

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