【裁縫録0090】 長袖丸首Tシャツ(クライ・ムキ式)
カリキュラム1作目!
クライ・ムキ式ソーイングに入会して作ったカリキュラム最初の作品はとてもシンプルなTシャツ。半袖か長袖かは選べるんだけど,半袖の普通のTシャツはたくさん持ってるので(ええ主に変なデザインのを…)、秋になってから着られるように長袖にしてみた。
いろいろ勝手がわからず…
まずここではトーカイ店舗で買った生地を使うのがお約束。ニット売り場で、花火をイメージしたというスムースニットを購入。鮮やかで楽しい!
生地の水通しはしなくていいらしい。というわけですぐに裁断に入る。カリキュラムのパターンは教室内でだけ使える共用のものでお持ち帰りはできない。文鎮をおいて,ロータリーカッターで切っていく。印つけは、簡単な作品なら要所要所にハサミでノッチ(切り込み)を入れるだけ。多分もう少し複雑になって、布端以外にも印をつける必要が出てくるとチャコペンとかも使うんだろけどね…。
ノッチの入れ方,いつも普通のミシンでの縫い物の時は,たいてい縫い代が1cmとかなので、見やすいようにと5mmぐらいの深めのノッチを入れていた。ところがニットソーイングだと縫い代の概念がない。生地の端っこをかがっていくんだけど,かがり幅は5.5mm〜7.5mmで、2本の地縫いの縫い目がきちんと生地にかかっていなければならないので、普通のミシンと同じ感覚で切り込んだら「深すぎる」と指摘されてしまった!
それと、普通のミシンで縫う場合,縫い代を1cmとっていれば、多少縫い目が曲がっても,醜いだけで服に穴が空いたりほつれてきたりはしない。ところが、ロックミシンの場合,端をかがっているので,ずれると服に穴があく…。
それとね,ニットって失敗してほどくと,布帛以上に生地が傷むのだ。伸びやすい生地だとヨレヨレになる。襟をつけるのに失敗してほどいたら襟ぐりの別布が伸びてふにゃふにゃヨレヨレになり、小さなパーツだったのでもう1回裁断し直すことになった…。
えっと、普通のミシンでのお裁縫よりニットソーイングの方が簡単って声も聞くけど,ほんとか? 失敗した時にすぐ致命的になるのはこっちの方じゃないのか???
糊で仮止め
そうそう、ここでは縫うところを仮止めするのに、なんと糊を使う。お裁縫用のスティック糊というのがあって,出来上がった後洗濯するときれいに落ちるんだって。もちろん手芸用クリップも普通に使うけど、どうしても縫いずれそうで怖いところとか、縫い始めの難しいところなんかはこれで留める。
便利だったのでうちでの縫い物にも採用しようと思って買ってきた。でもこれ、留めたところを縫った後はミシン針をお手入れした方がいいのかもしれないな…。
ちなみにまち針は全然使わないみたい。外し忘れるとミシン傷めるし、落としたりなくしたりめんどくさいからお教室では使いにくいよね、きっと。
できた服は扱いやすそう
襟ぐりに別布をつけるのも,袖をつけるのも1回ずつ失敗してほどき,縫い直したのでえらく時間がかかった。早い人だと2時間のレッスン1コマでできるらしいが、私は3コマもかかってしまった…最初の作品でこれかよ,先が思いやられるぞ…。
出来上がりはこんな感じ。
布帛の服に比べるとシワになりにくく、扱いやすそうだ。着心地もいい感じ。正確に縫えさえすれば、いかにもハンドメイドって感じもしないと思う。服作りの幅が広がりそうではあるので,まぁぼちぼち頑張ってみよっと。…えぇ、前途多難な感じがありありなんですけどwww